本学介護福祉学科卒業生の意識調査
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概要
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本学介護福祉学科卒業生に対して,卒業後の勤務状況,専門職としての認識,仕事への満足感,将来への展望などについてアンケート調査を実施した。その結果介護福祉士職についた大部分の者が,介護の仕事に専門的な知識や技術は必要であり,誇りを持って取り組める仕事であると考えていた。また,高齢者のよりよい生活のために役立っており,介護福祉士の資格は,職場でも重視されていると答えた者が約7割みられた。「仕事は楽しい」と答えた者が多かった一方で,「他の職種に比べて社会的評価が低い」「いき詰まりを感じている」などの回答もあった。収入に関しては,現在の給与額に満足している者と満足していない者の数に殆ど差はみられない。勤務条件別で見ても,正職員の中,満足・不満足の差はほぼ同数である。本調査により,調査対象者の多くが,職場の人間関係に深刻な悩みをもっていることがわかった。
- 日本赤十字秋田短期大学の論文
- 2001-03-31
著者
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