実習指導における効果的な授業展開の一考察
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概要
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本研究は、本学学生が介護福祉実習II段階で明らかとなった自己の課題について、介護福祉実習IIIの課題達成に向けて継続的な学習を展開できる実習指導のあり方について考察したものである。限られた実習期間で、学生自身がそれぞれに抱えた疑問を追及し、考えを深める機会が少ない現状から、話し合いたい内容についてアンケートを行い、(1)排泄介助時の手袋使用について、(2)尿意のある方への排泄介助について、(3)介護福祉士と看護師の業務範囲、の3つのテーマについて全体討議を試みた。その結果、学生たちは様々な意見を聞くことによって、介護福祉士としてのあり方について、再度考えを深めることができたと振り返っている。全体討議の実施から、学生の疑問を引き出すことによって、自主的な思考力を養い、解決に向けた学習方法に導くための効果的な授業展開の必要性が示唆された。
- 2004-03-15
著者
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