在宅介護に見られる高齢者虐待問題について
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概要
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本研究は,在宅介護における高齢者虐待問題への,介護専門職の意向について考察するものである。対象者は,秋田県内の訪問看護ステーション,在宅介護支援センター,特別養護老人ホームに在職する介護専門職である。その結果,(1)介護専門職の高齢者虐待事例への遭遇経験は,約60%となっていること,(2)専門職は,家族関係の調整,危機介入の限度,高齢者虐待の判断,及びサービス提供への限度で苦慮していることとが示された。これらのことから,各介護関係施設や関連行政機関が,高齢者虐待への対処策を整備していくことが示唆された。
- 日本赤十字秋田短期大学の論文
- 2000-03-31
著者
-
佐藤 怜
秋田大学
-
高橋 美岐子
介護福祉学科
-
藤沢 緑子
介護福祉学科
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大泉 哲子
介護福祉学科
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高橋 美岐子
日本赤十字秋田短期大学 看護学科
-
大泉 哲子/高橋
介護福祉学科/介護福祉学科/介護福祉学科/秋田大学
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