ルブラトキシンBはマウス脂肪肝において脂肪の蓄積を誘導する
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概要
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肝毒性を示すマイコトキシンのルブラトキシンB は脂肪肝を引き起こす.そこで脂肪蓄積メカニズムを解明するために,ルブラトキシンB で24 時間処理したマウス肝臓において蓄積した脂肪滴のタイプや,脂質合成系酵素であるグルコース− 6 −リン酸脱水素酵素(G6PD)と脂肪酸合成酵素の活性を調べた.オイルレッドO 染色では,ルブラトキシンB 処理したマウスから多数の小滴性の脂肪滴が観察された.脂肪酸合成のためのNADPH を供給するペントースリン酸回路において極めて重要な働きをするG6PD の活性は,ルブラトキシンB 処理によって顕著に上昇した.予想に反して,ルブラトキシンB は脂肪鎖を伸長させる脂肪酸合成酵素の活性を下げた.脂肪酸合成酵素は脂肪酸合成における律速酵素ではないので,ルブラトキシンB で処理されたマウスの活性でも脂肪蓄積には十分なのかもしれない.
- 日本マイコトキシン学会の論文
- 2008-07-31
著者
-
長嶋 等
独立行政法人食品総合研究所
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岩下 恵子
独立行政法人食品総合研究所
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岩下 恵子
独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構食品総合研究所
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長嶋 等
独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構食品総合研究所
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長嶋 等
独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構 食品総合研究所
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