サケ科魚類から分離された新しいウイルス
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概要
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異常遊泳を示している養殖ギンザケ、イワナ、ニジマス、アユの脳および正常なサクラマスの卵巣腔液からウイルスが分離された。分離ウイルスは5℃から25℃の範囲で増殖し、CHSE-214 細胞をはじめ26種の魚類細胞に細胞変性(CPE)を示した。一部の細胞に持続感染が観察された。ウイルス粒子は約80nmの球形でエンベロープを有し、ss-RNA は7.3kb、粒子密度は1.155g/mlであった。エーテル処理により不活化されなかった。本ウイルスの生物学的・理化学的・血清学的性状は既知の魚類病原ウイルスと異なっていた。
- 日本魚病学会の論文
- 1995-03-15
著者
-
吉水 守
Laboratory Of Biotechnology And Microbiology Faculty Of Fisheries Sciences Hokkaido University
-
呉 明柱
北海道大学水産学部微生物学講座
-
絵面 良男
Laboratory Of Microbiology Graduate School Of Fisheries Sciences Hokkaido University
-
木村 喬久
北海道大学水産学部生物化学工学講座
-
木村 喬久
Laboratory of Microbiology, Faculty of Fisheries, Hokkaido University
-
呉 明柱
Laboratory of Microbiology, Faculty of Fisheries, Hokkaido University
-
絵面 良男
Laboratory Of Microbiology Faculty Of Fisheries Hokkaido University
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