ウイルス感染により異常遊泳を示すギンザケの病理組織学的所見
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概要
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異常遊泳を示すギンザケの脳から分離されたウイルスを感染させたギンザケの病理組織学的変化を自然発症魚のものと比較した。両群共に腎臓および脳に顕著な変化が認められた。腎臓では造血組織や細尿管上皮細胞の壊死, 脳では神経細胞に変性が見られ, 脳内血管の充血ならびに神経軸索の変性が特徴的であった。電顕観察で腎臓の細尿管上皮細胞と大食細胞の細胞質内, 脳の神経軸索内にウイルス粒子が観察された。
- 日本魚病学会の論文
- 1995-09-15
著者
-
上田 宏
産業医大・解剖
-
吉水 守
Laboratory Of Biotechnology And Microbiology Faculty Of Fisheries Sciences Hokkaido University
-
呉 明柱
北海道大学水産学部微生物学講座
-
絵面 良男
Laboratory Of Microbiology Graduate School Of Fisheries Sciences Hokkaido University
-
木村 喬久
北海道大学水産学部生物化学工学講座
-
木村 喬久
Laboratory of Microbiology, Faculty of Fisheries, Hokkaido University
-
呉 明柱
Laboratory of Microbiology, Faculty of Fisheries, Hokkaido University
-
上田 宏
Toya Lake Station for Environmental Biology, Faculty of Fisheries, Hokkaido University
-
絵面 良男
Laboratory Of Microbiology Faculty Of Fisheries Hokkaido University
-
上田 宏
Toya Lake Station For Environmental Biology Faculty Of Fisheries Hokkaido University
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