魚類病原ウイルスに対するタイ国伝統ハーブの抗ウイルス活性のスクリーニング
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概要
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タイ国の伝統ハーブ18種類のエタノール抽出液の抗ウイルス効果を IHN, OMV および IPNV を対象に検討した。供試ウイルスと500μg/mlのハーブ抽出液を直接作用させた場合, 全てのハーブ抽出液が IHNV と OMV の PFU を20〜100%減少させた。CHSE-214 細胞を抽出液で前処理した場合, 6種類の抽出液で全ウイルスの PFU の50%現象が観察された。ウイルス感染後抽出液を作用させた場合, 5種類の抽出液が OMV と IPNV の PFU を50%以上減少させた。抽出液の50%細胞毒性は1,200〜41500μg/mlであった。
- 日本魚病学会 = Japanese Society of Fish Pathologyの論文
- 1996-12-15
著者
-
吉水 守
Laboratory Of Biotechnology And Microbiology Faculty Of Fisheries Sciences Hokkaido University
-
絵面 良男
Laboratory Of Microbiology Graduate School Of Fisheries Sciences Hokkaido University
-
DIREKBUSARAKOM S.
National Institute of Coastal Aquaculture
-
Herunsalee A
Dep. Medical Sci. Nontaburi Tha
-
DIREKBUSARAKOM Sataporn
National Institute of Coastal Aquaculture
-
HERUNSALEE Angkana
Division of Medical Plant Research and Development, Department of Medical Science
-
Herunsalee Angkana
Division Of Medical Plant Research And Development Department Of Medical Science
-
絵面 良男
Laboratory Of Microbiology Faculty Of Fisheries Hokkaido University
-
Direkbusarakom S.
Laboratory of Microbiology, Faculty of Fisheries, Hokkaido University
-
Herunsalee A.
Division of Medical Plant Research and Development, Department of Medical Science
-
DIREKBUSARAKOM S.
National Insititute of Coastal Aquaculture
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