ハスモンヨトウに対するBacillus thuringiensis製剤の生物活性に及ぼす植物葉の影響
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概要
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Lethal and growth inhibitory activities of a Bacillus thuringiensis formulation containing a delta-endotoxin Cry IC as an active ingredient were investigated in bioassays with different instars of the common cutworm larvae, Spodoptera litura by a leaf dip method using four species of plants (cabbage, tomato, strawberry and perilla). Both the lethal and growth inhibitory activities of B. thuringiensis differed among the larval instars, indicating a lower susceptibility in the larger instars. However the levels of lethal and growth inhibitory activities differed from each other, showing that the differences among instars for growth inhibitory activity were less pronounced than for lethal activity. It is interesting that both activities of B. thuringiensis were markedly influenced by the host plant leaves used for the bioassays. When strawberry or perilla leaves were used for the bioassays, the lethal and growth inhibitory activities of B. thuringiensis decreased 1/3-1/30 and 1/10-1/30, respectively, compared to the activities when cabbage or tomato leaves were used.
- 日本応用動物昆虫学会の論文
- 2004-11-25
著者
-
宮本 和久
独立行政法人農業生物資源研究所
-
和田 豊
社団法人日本植物防疫協会研究所
-
長岡 広行
社団法人日本植物防疫協会研究所
-
浅野 昌司
株式会社クボタ技術開発本部(基盤技術研究所)
-
浅野 昌司
株式会社クボタ
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