Thermochronological study of the dip-slip displacement and timing of initiation of the Atera fault
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
Fission-track dating and track length analysis were carried out on 11 samples collected from surface outcrops (n = 5) and the Kawaue boring core (n = 6) in the region of the Atera Fault. This fault is a large, active sinistral fault with a dip-slip component of displacement. Mean zircon fission-track ages are ∼76 Ma and ∼69 Ma at sites located southwest and northeast of the fault, respectively. Mean apatite fission-track ages outside and within the fault zone are ∼42 Ma and ∼22 Ma, respectively. Mean track lengths in U-4 zircon, collected from within the fault zone, indicate that only this sample is partially annealed, with an apparent bimodal track length distribution. Forward modeling and considerations of annealing kinetics suggest that this sample was slowly cooled from ∼300 °C since ∼40–60 Ma. We have calculated the excess erosion of the hanging wall northeast of the fault, and true dip displacement of the fault, assuming that these processes control the age differences across the fault. These calculations lead us to three main conclusions: (1) Dip-slip displacement of the Atera fault since 70 Ma is ∼1 km. This calculated displacement is similar to that estimated from basement rocks and/or topography across the fault. (2) The present-day fracture zone along the fault experienced heating post-20 Ma, but prior to the Quaternary. (3) Some minor magmatic intrusions or another heating event, followed by slow cooling, has affected sample U-4 at ∼40–60 Ma. Our first conclusion is consistent with previous studies that concluded the present-day Atera Fault activity commenced in the early Quaternary. Our second conclusion indicates that this fracture zone has existed from ∼20 Ma through to the Quaternary.
著者
-
岩野 英樹
京都フィッション・トラック
-
小村 健太朗
防災科学技術研究所
-
山田 隆二
防災科学技術研究所
-
小村 健太朗
防災科学技術研
-
山田 隆二
防災科学技術研
-
梅田 浩司
日本原子力研究開発機構
-
安江 健一
日本原子力研究開発構構東濃地科学センター
-
岩野 英樹
京都フィッショントラック(株)
-
安江 健一
日本原子力研究開発機構地層処分研究開発部門
-
山田 国見
日本原子力研究開発機構地層処分研究開発部門
関連論文
- 濃尾平野西部の上部完新統に残された養老断層系の活動による沈降イベント
- P-207 地質分布を考慮した河床縦断形のシミュレーション(23.環境地質,ポスター発表,一般講演)
- PB27 中部日本における火山活動の時空分布 : 両白・飛騨・北部フォッサマグナ・信越・関東山地地域の火山活動様式の変遷からみた後期鮮新世以降の地殻応力場の変遷
- 岐阜県中津川市, 小秀山北西斜面に分布する流紋岩質溶岩(小秀山流紋岩)のK-Ar年代
- MT法データのロバスト・スムージング手法の開発とスタッキングへの応用
- 3.3.4(1) 全球水循環モデルの総合的開発及び気候・環境変動解明のための雪氷試料の分析に関する研究(3.3.4 重点研究支援協力員制度,3.3 科学技術振興費による研究,3. 研究業務)
- P-116 東北日本の反時計回り回転運動 : 小泊半島(津軽)の前期〜中期中新世火山岩類からの新たな証拠(19.テクトニクス,ポスター発表,一般講演)
- (14) 全球水文過程における災害予測に関する研究(1 プロジェクト研究,I 研究活動)
- iii 水循環変動・影響評価研究((2)全球水文過程における災害予測に関する研究,d.地球科学技術特別研究,1.特別研究,2.(1)研究課題一覧,2.研究活動)
- iii 水循環変動・影響評価研究((2) 全球水文過程における災害予測に関する研究,d. 地球科学技術特別研究,1. 特別研究,2.(1) 研究課題一覧,2. 研究活動)
- O-26 水中火山砕屑岩類鍵層を用いた奥羽山脈隆起史の解明(3.グリーンタフルネサンス-水中火山砕屑岩類の堆積相解析に基づいた日本列島新生代テクトニクスの再構築-,口頭発表,一般講演)
- O-154 ヒマラヤの変成岩ナップの前進・冷却とその造山運動におけるテクトニックな意義(19.テクトニクス,口頭発表,一般講演)
- O-45 中期中新世末の奥羽山脈の隆起とその広域テクトニクス・日本海古海洋環境における意義(地域地質・地域層序,口頭発表,一般講演)
- 断層破砕帯部の物理検層 : 野島断層平林NIED井の場合
- 野島地震断層掘削コア(GSJ および NIED)に見られる断層岩の産状
- 616 防災科学技術研究所(NIED)により野島断層(平林)掘削コアの深度1140m付近の破砕帯における断層岩,鉱物,元素分布様式
- O-157 濃尾断層帯におけるAMT法電磁探査による比抵抗構造(19.テクトニクス,口頭発表,一般講演)
- 根尾谷断層水鳥地区におけるCSAMT探査による断層帯浅部比抵抗構造
- P-98 阿寺断層NIED川上孔の物理検層とコア解析(XRD,化学分析ほか) : 断層破砕帯の詳細構造(14.テクトニクス,口頭およびポスター発表,一般講演)
- (5)地震発生機構に関する研究((3)地震による被害軽減に資する地震調査研究の推進, 1プロジェクト研究)
- (5) 地震発生機構に関する研究((3) 地震による被害軽減に資する地震調査研究の推進,1 プロジェクト研究,I 研究活動)
- 活断層ドリリングによる断層構造研究--牛伏寺断層近傍の地殻応力、岩盤、比抵抗構造 (総特集 地震予知--予測科学の最前線と社会への適用) -- (2部 内陸地震発生予測の学問的課題--活断層評価のあり方)
- 雲仙火山科学掘削 : 孔井内計測による火山体の構造と応力状態
- 活断層掘削と物理探査を利用した活断層構造調査 : 牛伏寺断層を例として
- 九州北西部、下部〜中部中新統野島層群のFT年代とその意義(7.地域間層序対比と年代層序スケール)
- i ヒンジライン近傍での地殻活動モニタリング技術等の研究開発((8)南海トラフにおける海溝型地震災害軽減のための地震発生機構のモデル化・観測システムの高度化に関する総合研究(II期),a.総合研究,4.科学技術振興調整費による研究,2.(1)研究課題一覧,2.研究活動)
- 地殻応力測定の意義
- 地殻応力測定:水圧破壊法と他の方法との併用 (地殻応力の絶対量測定--その現状・問題点・今後の課題(下巻))
- (12)FT年代測定による野島断層破砕帯周辺の熱異常の検出(3基礎研究の推進)
- (18) FT年代測定による野島断層破砕帯周辺の熱異常検出(3 基礎研究の推進,I 研究活動)
- g 孔内計測による物性・構造解明に関する研究((7) 科学技術総合研究委託費による研究,3 競争的資金等の外部からの資金導入による研究開発の推進,I 研究活動)
- B33 富士火山溶岩の物性測定 : 有効間隙率と密度, 弾性波速度, 熱伝導率の関係
- 301 最大応力計測問題を解決する高剛性型水圧破砕地殻応力計測法(BABHY方式)の開発(岩盤計測と解析の新技術I,オーガナイズドセッション5.岩盤計測と解析の新技)
- 松代町におけるBABHY式水圧破砕法による地殻応力計測試験
- (18)断層破碎帯境界部の構造と物性に関する研究(3基礎研究の推進)
- (1) 地震の発生モデル構築とリアルタイム処理の高度化に関する総合研究((8)重点研究支援協力員,4 競争的資金等の外部からの資金導入による研究開発の推進,I 研究活動)
- (8) 雲仙火山:科学掘削による噴火機構とマグマ活動解明のための国際共同研究 : 応力・流体移動とフラクチャーに関する研究((2) 科学技術振興調整費による研究,4 競争的資金等の外部からの資金導入による研究開発の推進,I 研究活動)
- (15) 断層破壊帯境界部の構造と物性に関する研究(3 基礎研究の推進,I 研究活動)
- b 富士火山の活動の総合的研究と情報の高度化((7) 科学技術総合研究委託費による研究,3 競争的資金等の外部からの資金導入による研究開発の推進,I 研究活動)
- a 地震の発生モデル構築とリアルタイム処理の高度化に関する総合研究((4) 重点研究支援協力員,3 競争的資金等の外部からの資金導入による研究開発の推進,I 研究活動)
- n 断層破砕帯境界部の構造と物性に関する研究((2) 基礎研究の推,2 部門長裁量費による研究,I 研究活動)
- (2)広帯域地震観測施設整備(8.基盤観測,2.(1)研究課題一覧,2.研究活動)
- MT法スペクトル・データの効果的なスタッキング方法
- q 雪氷防災に関する基礎的研究((2) 基礎研究の推,2 部門長裁量費による研究,I 研究活動)
- P96 Aso-4軽石190kgから分離したジルコンのFT年代測定(ポスターセッション,日本火山学会2006年秋季大会)
- 389 アルファ・トラック検出法を用いたジルコンのフィッション・トラック年代測定の試み
- P11 "八甲田火砕流堆積物"の層序の再検討
- (2)地球温暖化に影響を及ぼす原因物質の全球的挙動とその影響等の解明に関する研究(3.海洋開発及地球科学技術調査研究促進費による研究,2.(1)研究課題一覧,2.研究活動)
- (5) 地球温暖化に影響を及ぼす原因物質の全球的挙動とその影響等の解明に関する研究(3. 海洋開発及び地球科学技術調査研究促進費による研究,2.(1) 研究課題一覧,2. 研究活動)
- MT法における2次元比抵抗断面の不確実性評価に関する一考察
- O-16 ヘリウム同位体は伏在活断層を検出するための指標となり得るか?(2.地下地質環境の地球科学:現象と応用,口頭発表,一般講演)
- 前弧域の非火山地帯における高温異常域について--紀伊半島中〜南部の地殻・マントル構造と温泉ガスのヘリウム同位体比 (地質環境の長期安定性(上)高レベル放射性廃棄物の地層処分と地球科学)
- O-188 ヒマラヤの変成岩ナップの前進と冷却のプロセス : "crustal channel extrusion model"の検証(21.変成岩とテクトニクス,口頭およびポスター発表,一般講演)
- 姶良カルデラ堆積物の層序と年代について : 鹿児島県新島(燃島)に基づく研究
- P-211 大規模な地下施設を建設する際の水理地質調査 : 北海道北部,幌延地域における例(24.応用地質学一般,ポスター発表,一般講演)
- P-194 高レベル放射性廃棄物処理における隆起・侵食に起因する変動シナリオのための情報整理の考え方(23.環境地質,ポスター発表,一般講演)
- P-212 地中レーダ探査による沖積・段丘面下の地質構造調査(27.第四紀地質,口頭およびポスター発表,一般講演)
- P-192 高レベル放射性廃棄物処分における隆起・侵食に起因するシナリオの検討(24.環境地質,口頭およびポスター発表,一般講演)
- 北海道北部,サロベツ背斜付近に分布する声問層上部の鮮新統上部珪藻化石帯とフィッション・トラック年代
- 紀伊半島南部, 本宮および十津川地域の温泉周辺の熱水活動史
- 相対的海水準の急激な上昇イベントが示唆する養老断層系の完新世活動 : ―濃尾平野西縁におけるボーリングコアの解析から―
- 長野県西部地域における地震発生域の電気伝導度構造
- 阿寺活断層ドリリング(II) -岐阜県福岡町における地殻応力測定-
- ヒンジラインに位置する和歌山県新宮市における水圧破壊応力測定
- 長野県西部地域電気伝導度調査 -MT法とCSAMT法による潜在断層調査例-
- iii 水循環変動・影響評価研究((2)全球水文過程における災害予測に関する研究,d.地球科学技術特別研究,1.特別研究,2.(1)研究課題一覧,2.研究活動)
- 軟弱地層におけるBHTV検層結果とその適用性の検討
- 岐阜県土岐川沿いに露出する高マグネシウム安山岩岩脈のK-Ar年代
- 降雪・降雨中の水素・酸素同位体比の動的変動
- 長岡雪氷防災実験研究所における雪氷コア研究への取組み
- a 全球水文過程における災害予測に関する研究:雪氷コアによる変動の研究((6) JSPSフェローシップ(短期),3 競争的資金等の外部からの資金導入による研究開発の推進,I 研究活動)
- ウラン同位体比を利用した環境物質循環解明の可能性
- 阿寺断層系川上地域の電気伝導度構造
- S-103 火山・地熱活動の将来予測 : 非火山地域の例((12)地質環境の将来予測と地層処分 : 予測科学としての地質学,口頭発表,シンポジウム)
- P-193 周氷河作用を被った地域における表層部の水理地質構造 : 北海道北部,幌延地域における例(24.環境地質,口頭およびポスター発表,一般講演)
- 高レベル放射性廃棄物処分における天然現象影響評価技術の高度化
- A51 若い火山岩のフィッション・トラック年代測定の試み : 雲仙普賢岳・眉山の例
- 坑井物理検層による断層破砕帯の評価
- i 孔内計測による物性・構造解明((3)雲仙火山:科学掘削による噴火機構とマグマ活動解明のための国際共同研究(I期),a.総合研究,4.科学技術振興調整費による研究,2.(1)研究課題一覧,2.研究活動)
- B40 FEP解析手法を応用した演繹的火山噴火シナリオ作成の推定ロジックルールの試作と三宅島2000噴火経過予測への試験的適用(火山防災と啓発,口頭発表)
- 土岐川(庄内川)流域の河成段丘と更新世中期以降の地形発達
- P-41 瑞浪層群下部の凝灰質砂岩のフィッション・トラック年代(9. 地域地質・地域層序)
- ボアホールレーダによる断層破砕帯の評価
- ウラン同位体比を利用した環境物質循環解明の可能性
- MT法スペクトルデータの効率的且つ効果的な編集方法 : 実データによる検証
- MT法スペクトルデータの効率的且つ効果的な編集方法 : コヒーレントノイズに対する有効性
- O-214 防災科学技術研究所(NIED)野島断層掘削コア3深度(1140m,1300m,1800m)破砕帯部の物質解析(21. 岩石・鉱物の破壊と変形,口頭発表,一般発表)
- フィッション・トラック熱年代に基づいた六甲地域の冷却・削剥史
- P-139 野島断層平林NIEDコア破砕部(1140m, 1300m, 1800m)における粘土鉱物の解析(19. 岩石・鉱物の破壊と変形(液晶有),ポスター発表,一般講演)
- O-184 防災科学技術研究所野島断層掘削コアの粘土鉱物解析(序報)(19. 岩石・鉱物の破壊と変形,口頭発表,一般発表)
- 緑色普通角閃石中のガラス包有物の主成分化学組成を用いた広域テフラの対比:阪手テフラを例として : 阪手テフラを例として
- コヒーレントノイズが卓越する地域においても適応可能なMT法の調査方法 : (2)参照磁場を利用したインピーダンスの分散の導出方法
- コヒーレントノイズが卓越する地域においても適応可能なMT法の調査方法 : (1)パワースペクトルがノイズに対して持つ特性を利用したMT法スペクトルデータの重み付けスタッキング方法
- P-183 尾鷲地域にみられる熊野酸性火成岩類北岩体の形成とFT年代(26. 深成岩・火山岩とマグマプロセス,ポスターセッション,一般発表)
- Thermochronological study of the dip-slip displacement and timing of initiation of the Atera fault
- P-43 潮岬火成複合岩体のFT年代(11. 地域地質・地域層序,ポスターセッション,一般発表)
- O-21 奥羽山脈及び横手盆地の発達史から明らかになる後期中新世初期の圧縮テクトニクス(3. 堆積盆テクトニクス(液晶有),口頭発表,一般講演)
- P-50 防災科学技術研究所による阿寺断層掘削井 : 岐阜県恵那郡川上村ほか(10. 地域地質・地域層序,ポスター発表,一般講演)
- 地殻変動の一様継続性と将来予測:―地層処分の安全評価の視点から―
- P30 有珠山壮瞥火山観測井コア試料の岩相と層序(ポスターセッション)