茶芽の葉位および茶樹の部位によるα-トコフェロール含量の変化
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
茶葉のα-トコフェロール含量を新芽の葉位別および新芽摘採後の茶樹の部位別に調査し以下のような結果を得た. (1) 新芽の葉位別含量は上位葉に低く,下位葉に高かった.玉露,てん茶用の生葉に比べて,煎茶用の生葉のほうが高かった.煎茶用新芽4葉芽の第4葉は290.8(mg/100g乾物重)のα-トコフェロールを含んでいた. (2) 新芽摘採後の茶樹の部位別含量は葉部に高く,枝部に低かった.番刈りによって刈り落とされる枝葉のうち,緑枝葉は123.6(mg/100g乾物重),褐枝葉は129.1(mg/100g乾物重)含んでいた. 現在番刈りによって刈り捨てられている枝葉はα-トコフェロールの供給源としての可能性が示唆された.
- 社団法人 日本農芸化学会の論文
著者
関連論文
- 低温殺菌条件下で調製したオボムコイド添加魚肉ねり製品の物性特性
- 圧縮試験法に基づくかまぼこの物性評価システム
- かまぼこの物性への加工条件および原料魚種の影響
- 乳清タンパク質ゲル物性へのキチン粉末添加の影響
- 京都大学食糧科学研究所食品感覚特性分野森研究室
- 緑茶浸出液のアミノ酸分析のための SEP-PAK と Sephadex による前処理について(B. 生活科学)
- 緑茶浸出液中の遊離状アミノ酸の高速液体クロマトグラフィー : ダンシルクロリドによるプレラベリングおよび分離分析法の基礎検討(B. 生活科学)
- 緑茶の成分の新二次乾燥法による影響 : マイクロ波, セラミックボール混合, 遠赤外線-加熱法の利用(B. 生活科学)
- 緑茶カフェインの各種二次乾燥工程による影響(B. 生活科学)
- 緑茶の香気に関する研究 (II) : Head Space Vapor 中のイオウ化合物の分析(B. 生活科学)
- 味細胞の中で何がおきているのか : うま味・苦味の受容機構を通じて
- 食品高分子による超分子構造の形成と機能特性の発現
- 食品コロイド入門
- ヒトはなぜ甘いものや脂肪分に富む食物を好むのか
- ヒトはなぜ甘いものや脂肪分に富む食物を好むのか
- 食感の数値化から品質設計に向けて(日本水産学会水産利用懇話会)
- 日本水産学会水産利用懇話会
- 茶芽の葉位および茶樹の部位によるα-トコフェロール含量の変化
- 種子タンパク質の生合成
- 大豆蛋白質のゲル形成機構 (食品蛋白質のゲル形成機構)
- 食品ゲルの構造形成とテクスチャー解析に関する研究 (平成12年度日本食品科学工学会賞)
- 2000年度 日本味と匂学会第34回大会を終えて
- 食事の理想像と学際研究