中性,および弱アルカリ性プロテアーゼのエステラーゼ活性の-測定法
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概要
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1. トリプシン,キモトリプシン,およびパパインのエステラーゼ活性をフェノールレッド(PR)存在下のトリス塩酸緩衝液(PR-T法),および二ュートラルレッド(NR)存在下のリン酸緩衝液(NR-P法)で簡単に測定できることを示し,その条件について検討した. 2. 上記の酵素の活性測定条件,すなわち指示薬,緩衝剤の濃度,pHおよび酵素濃度(反応液3m1当りの測定範囲)は,次のとおりである. トリプシン(基質,TAME);8.3 ppm PR-20mMトリス塩酸緩衝液(pH 7.9, 1.0〜9,60μg),サブチリシン(基質,BAEE);8.3 ppm PR-15mMトリス塩酸緩衝液(pH 8.0, 54.9〜274μg),トリプシン(基質,BAEE); 6.7 ppm NR-10mMリン酸緩衝液(pH 7.9, 2.50〜39.2μg),キモトリプシン(基質,ATEE); 6.7 ppm NR-10mMリン酸緩衝液(pH 7.8,1.0〜4.59μg),パパイン(基質,BAEE); 6.7 ppm NR-10mMリン酸緩衝液(pH 7.0, 30.0〜282μg).この条件下では,初速度(560nmおよび530nmの1分間当りの吸光度)は上記酵素濃度に比例して増加した. 3. サブチリシンBPNのBAEEに対するKm値をPR-T法で求めると,10mM,パパインのBAEEに対するKm,Kcat値をNR-P法で求めると20mM,10.1.sec-1と算出され,文献値と一致した.さらに,Achro-mobacter lyticus M 497-1の培養液から精製されたAL一プロテアーゼI(pI_??_7.0)のBAEEに対するKm値をサブチリシソBPNと同じ条件のPR-T法で求めると,18.1mMと算出された.
- 社団法人 日本農芸化学会の論文
著者
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正木 武治
茨城大学農学部
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中村 啓治
茨城大 理
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正木 武治
茨城大 農
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副島 正美
茨城大 農
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中村 啓治
茨城大学教養部
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副島 正美
茨城大学農学部農芸化学科
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正木 武治
茨城大学農学部農芸化学料
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副島 正美
茨城大学農学部農芸化学料
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