細菌ポリガラクチュロナーゼの精製及び性質
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
1. Cl. felsineum var. sikokianumの液化型PGがAmberlite IRC-50によく吸着されることを利用して糖化型PGと分離して精製を行つた.又Protopectinaseも除表出来た. 2. 糖化型PGはIRC-50に吸着されることなく通過液に存在するので,液化型PGを含有しない糖化型PGの粗酵素剤を得た. 3. 液化型PGのペクチン酸に対する作用型式を検討し,その主要生産物は尚polyuronideでlimit polygalacturonic acidと称すべきものである. 4. 糖化型PGはペクチン酸に直接作用することなく,液化型PGが作用して生成した上記polygalacturonic acidを分解する.生産物はmono-, digalacturonic acidである. 5. この細菌の液化型PGはペクチンに対してはペクチン酸に於けるより遙かに小さい作用力を示す.
- 社団法人 日本農芸化学会の論文
著者
関連論文
- 2. アラバン分解酵素に関する研究 : (第11報) アラバン分解酵素の生産
- Streptomyces massasporeus IFO 3841 からのα-L-アラビノフラノシダーゼ
- Corticium rolfsiiの酸性proteinase
- ペクチン質分解酵素生産能を有する放線菌のスクリーニング
- Corticium rolfsiiのアミラ-ゼ剤によるデンプンからグルコ-スの製造
- Corticium rolfsiiのβ-グルカン生産に対するチアミンおよび亜鉛イオンの効果
- ペクチン分解酵素に関する研究 : (第24報)Botrytis cinereaによるペクチン分解酵素の生産および植物組織の崩壊
- ペクチン分解酵素に関する研究(第21報) : 植物組織の崩壊に関与する酵素の作用力測定法について
- アラバン分解酵素に関する研究 : VI Coniothyrium diplodiella の生産するアラバナーゼ
- Macerating enzyme に関する研究 : VI 植物病原菌が生産するペクチン分解酵素と植物組織の崩壊との関係
- 69. アラバン分解酵素に関する研究 : 微生物のアラバナーゼに関する基礎的研究
- アラバン分解酵素に関する研究 : IV Aspergillus nigerのアラバナーゼの硫安分劃およびリバノール分劃
- ショ糖炭素源培地で生産されたCorticium rolfsiiの耐酸性グルコアミラーゼ
- Bacillus sp. F-11のペクチン分解酵素による植物組織の崩壊作用
- ペクチン分解酵素に関する研究(第22報) : Botrytis cinereaのペクチン分解酵素と植物組織の崩壊との関係
- ペクチン質分解酵素に関する研究(第23報) : Corticium rolfsiiが生産する耐酸性酵素の利用に関する研究
- アラバン分解酵素に関する研究(第7報) : 植物病原菌が生産するアラバナーゼの性質
- アラバン分解酵素に関する研究(第5報) : Aspergillus nigeyが生産するアラバナーゼの性質
- アラバン分解酵素に関する研究 : III Clostridium felsineum var. shikokianumが生産するアラバン分解酵素
- アラバン分解酵素に関する研究 : II Aspergilliが生産するアラバナーゼの作用および酵素の分離
- アラビノシダーぜ
- Corticium rolfsiiの耐酸性β-1, 3-D-glucanase
- Corticium rolfsii のendo-polygalacturonase酵素の耐酸性および低pH活性
- Clostridium属細菌のポリガラクチュロナーゼ作用
- 和紙原料の醗酵精練 : (第11報) Clostridium felsineum var. sikokianumによる雁皮の酵素精練に就て
- Macerating enzymeに関する研究 : V Zone electrophoresisによるペクチン分解酵素の分離
- 和紙原料の醗酵精練(第9報) : 四國産の原料植物より分離した有用嫌氣性細菌について
- アラバン分解酵素に関する研究 : I テンサイアラバンに対する酵素作用およびzone electrophoresis
- 和紙原料の醗酵精練に関する研究
- 中葉ペクチン溶解酵素に関する研究 : III Duolite CS-101による中葉ペクチン溶解酵素の分離
- 細菌ポリガラクチュロナーゼの精製及び性質
- Clostridium felsineum var. sikokianumの呈するポリガラクチュロナーゼ作用に就て