Corticium rolfsii のendo-polygalacturonase酵素の耐酸性および低pH活性
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概要
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(1) C. rolfsiiの8 strainが,培養液中に低pH活性のendo-polygalacturonaseを生産することが確認された.酵素活性の測定には,主として酸可溶性ペクチン酸が基質として使用された. (2) C. rolfsii IFO 6146 (C. centrifugum(Lév.) Bresadola)およびC. rolfsii K 2のendo-polygalac-turonaseは低pH活性の傾向が著しく, pH 2.5において活性が最高を示し, pH1.5においてもかなりの活性を示し, pH 1.1においてすら明らかに活性を示した. (3) 8 strainの生産するendo-polygalacturonaseはいずれも耐酸性を有し,しかもアルカリ側においても安定であった. (4) C. rolfsiiの酵素に関する既報の研究成果も参考にして,酸性プロテイナーゼ,動物のペプシン以外にも耐酸性,低pH (pH 1.5〜3.0)活性を有する酸性グリコシダーゼ,またはグリカナーゼと称すべき酵素群が存在することを指摘した.
- 社団法人 日本農芸化学会の論文
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