HPLC用コリン含有リン脂質定量試薬の調製
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概要
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我々は, 水系ゲル濾過カラムを用いたHPLC法と酵素反応による選択的検出法を組み合わせることにより, 血清リポタンパク質各分画中のコレステロールを定量する方法を開発した [<I>J. Biochem</I>., 87, 1863 (1980)] 。血清リポタンパク質を構成する脂質成分はコレステロールの外にコリン含有リン脂質及び中性脂質があるが, 特にコリン含有脂質の定量は, 各リポタンパク質分画における均一な分布及び異常リポタンパク質分画における高含有率のため, HPLC法による血清リポタンパク質の分析に非常に有効であると考えられる。そこで, 本論文では, オンラインシステムでのコリン含有リン脂質定量試薬の最適調製法をBulk Testにて検討した。超遠心法によって得られた各リポタンパク質分画のこの定量試薬に対する同様の反応性が得られ, この定量試薬がHPLC法への応用に適当であることが確かめられた。
- 社団法人 日本油化学会の論文
著者
-
岡崎 三代
東京医歯大 教養 化学
-
岡崎 三代
東京医科歯科大・教養・化学
-
岡崎 三代
東医歯大教養
-
原 一郎
東京医科歯科大学教養部
-
萩原 典子
東京医科歯科大学教養部化学教室
-
原 一郎
東京医科歯科大学
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