高速液体クロマトグラフィーによるヒト血清リポタンパク質の定量(<特集>生体成分の高速液体クロマトグラフィー)
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概要
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リポタソパク質の分析に有効なカラムシステム(G5000PW,G4000SW,G4000SW+G3000SW,G3000SW×3)について,電顕像により粒子径を求めた標準リポタソパク質とストークス半径既知の標準タンパク質を用いて検量線を作成したところ,各システムとも溶出容量と粒子直径の対数の間に良好な直線関係が得られた.分離内容を電顕像により検討したところ,非球状粒子の溶出位置は,粒子の長径により決まることが分かった.溶出旅中の脂質成分を酵素法によりポストラベルすることにより,少量の血清(10μl)から各リポタンパク質分画の脂質量を正確に求めることができる.その測定精度は非常に高く,4〜5回の測定の相対標準偏差は,溶出容量について0.1%以下,各分画のピーク面積について5%以下であった.又個々のカラム間で各分画のピーク面積に有意差が認められなかった.
- 社団法人日本分析化学会の論文
- 1984-07-05
著者
-
原 一郎
東京医科歯科大学教養部
-
岡崎 三代^
東京医科歯科大学教養部化学教室
-
岡崎 三代^[○!R]
東京医科歯科大学教養部化学教室
-
原 一郎
東京医科歯科大学教養部化学教室:(現)東洋曹達工業(株)研究所
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