pyrolysis-アリザリンコンプレクソン光度法による酸化ウラン中のこん跡フッ素の定量
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概要
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従来から酸化ウラン中のこん跡フッ素の分離に用いられている溶解-蒸留法やpyrohydrolysisのは迅速性にかけ,また凝縮液のために液量が増すなどの欠点があった.<BR>著者らはPowellらのpyrolysisのを酸化ウラン中のこん跡フッ素の定量的な分離に適用すべく諸条件を検討するとともに,フッ素の定量にはアリザリンコンプレクソン(1,2-dihydroxyanthraquinone-3-yl-methylamine-NN-diacetic acid,以下ALCと略説)光度法を用い,満足すべき分析法を確立しえた.<BR>3〜30μgのフッ素を含む10gまでの試料を3gの粉末三酸化タングステンと混ぜ,白金ボートにとる.毎分1.6<I>l</I>の流速で水を飽和した酸素ガスを通じながら,石英反応管内で850℃に15分間加熱する.発生したフッ化水素酸は15m<I>l</I>の捕集液に吸収させる.25m<I>l</I>のメスフラスコに移し,ランタン-ALC混成試薬溶液8m<I>l</I>を加えたのち定容とする.30分間放置後ブランクを対照に複合錯体の620mμにおける吸光度を測定する.
著者
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