Plasmocorinth Bによるクロルフェニラミンの吸光光度定量 : 抗ヒスタミン剤の定量法に関する研究(第3報)
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概要
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金属試薬であるPlasmocorinth B[3-(5-chloro-2-hydroxyphenylazo)-4,5-dihydroxynaphthalene-2,7-disulfonic acid disodium salt](以下PCBと略記)とクロルフェニラミンとは酸性溶液中で反応し,その反応生成物はクロロホルムによく抽出され安定であり,567mμに吸収極大を持っている.この波長における吸光度は試料と0.5〜3.0mg/m<I>l</I> の濃度範囲で直線関係を示し,光度定量に利用することができた.<BR>本定量法は他の方法に比べ妨害物質も少なく,操作も比較的簡単であり,じゅうぶん実用性のある方法と考えられる.
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