金属指示薬NNによるジフェニルピラリンの吸光光度定量 : 抗ヒスタミン剤の定量法に関する研究 (第2報)
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
抗ヒスタミン剤, ジフェニルピラリン (4-diphenylmethoxy-1-methylpiperidine) は金属指示薬である2-hydroxy-1- (2-hydroxy-4-sulfo-1-naphthylazo) -3-naphthoic acid (以下NNと略記) と酸性溶液中で定量的に反応し, 反応生成物のみがテトラクロルエタンに抽出される.そこで基礎的定量条件を検討し, じゅうぶん実用性がある定量法を見いだした.<BR>反応抽出物は586,627mμに極大吸収を持ち, ジフェニルピラリン8〜64μg/m<I>l</I>の濃度範囲で吸光度と直線関係にあることがわかった.<BR>本定量法の妨害となる各種医薬品について検討したところ, スルピリン, アミノピリン, アンチピリン, 他の抗ヒスタミン剤などは同様に反応し抽出されるため妨害となる.
- 社団法人 日本分析化学会の論文
著者
関連論文
- Quinoxaline およびQuinoxaline N-Oxide誘導体のポーラログラフ的検討(第1報)
- Indoloquinoxaline誘導体の金属錯体に関する研究(第3報) : 1-および4-Hydroxyindoloquinoxalineの金属錯体
- Indoloquinoxaline誘導体の金属錯体に関する研究(第2報 ) : Hydroxyindoloquinoxaline金属錯体の分光光度法による安定度定数の測定
- Indoloquinoxaline誘導体の金属錯体に関する研究(第1報) : Hydroxyindoloquinoxaline誘導体の合成
- アミノ安息香酸の金属錯体の研究
- Phenazine誘導体の金属キレートの研究(第7報)1-Phenazine-methiolの金属錯体について
- Phenazine誘導体の金属キレートの研究(第6報)1-Phenazinemethanolの金属錯体について
- ルモガリオンによるスルピリンの吸光光度定量
- o-およびp-Aminobenzenesulfonamideの金属錯体の研究
- ニコチン酸およびイソニコチン酸の金属錯体の研究
- Phenazine誘導体の金属キレートの研究(第8報)1-Hydroxyphenazineの金属錯体
- 5-(2,6-ジメチル-4-ピラニリデン)-ローダニンによる銀の分光光度定量法 : ローダニン誘導体の分析化学的研究(第2報)
- ローダニン誘導体と銀との反応 : ローダニン誘導体の分析化学的研究(第1報)
- フェノチアジンの塩化第二鉄による吸光光度定量
- 金属指示薬NNによるジフェニルピラリンの吸光光度定量 : 抗ヒスタミン剤の定量法に関する研究 (第2報)
- Plasmocorinth Bによるジフェンヒドラミンの吸光光度定量 : 抗ヒスタミン剤の定量法に関する研究 (第1報)
- Plasmocorinth Bによるクロルフェニラミンの吸光光度定量 : 抗ヒスタミン剤の定量法に関する研究(第3報)
- 原子吸光分析法によるマレイン酸クロルフェニラミンの間接定量 : 原子吸光分析法による微量医薬品の定量(第4報)
- 原子吸光分析法によるカテコールの間接定量
- シアノコバラミン製剤の原子吸光分析法による定量条件の検討
- 2-アミノ-3-キノキサリンチオール誘導体によるニッケルおよびコバルトの吸光光度定量
- 原子吸光分析法によるイソニコチン酸ヒドラジドの定量
- フェナチン誘導体および1-ヒドロキシフェナチン金属キレートの薄層クロマトグラフィー
- 原子吸光分析法による有機化合物中のリンの間接定量(ノート)
- 原子吸光分析法による金属錯体中の銅,ニッケル,コバルトおよび亜鉛の定量(ノート)
- 原子吸光分析法による製剤中のキノホルムの定量
- 原子吸光分析法による有機化合物中のハロゲン元素の定量分析
- 原子吸光分析法によるハロゲン含有試料の定量法 ハロゲン含有医薬品の定量