Plasmocorinth Bによるジフェンヒドラミンの吸光光度定量 : 抗ヒスタミン剤の定量法に関する研究 (第1報)
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概要
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抗ヒスタミン剤ジフェンヒドラミンはPlasmocorinth Bと反応し, 反応生成物はクロロホルムにより抽出される.これは540,567mμに吸収極大を持ち, pH2.0〜3.0の範囲で抽出率が最高となる.試薬は試料に対し10倍量以上加えることが必要であり, その場合試料濃度と540mμにおける吸光度との間に直線関係が成立する.<BR>抽出溶媒の種類, 反応時の温度, 経時変化などの基礎的定量条件を検討した結果, ジフェンヒドラミンの吸光光度定量法としてじゅうぶん満足すべき方法であることがわかった.<BR>本法の妨害となる物質は, カルシウム, マグネシウムが大量に存在する場合, ハロゲンイオン, アセチルサリチル酸などである.
- 社団法人 日本分析化学会の論文
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