炎光光度検出器による製剤中の2,2-ジクロルビニル-ジメチルホスフェイトの分析 : 農薬および関連化合物の分析に関する研究(第24報)
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概要
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A quantitative method for the determination of 2, 2 dichlorovinyl dimethyl phosphate (DDVP) in insecticidal oil solutions has been developed by gas chromatography with a flame photometric detector (FPD). When a hydrogen flame ionization detector was used, some of the peaks derived from kerosene in the oil solutions overlapped with the peak of DDVP and interfered with the determination of DDVP. However, with FPD (filter: 526 nm) which is highly sensitive and selective to phosphorus compounds, the peaks from kerosene were not detected and DDVP could be determined precisely with a coefficient of variation of 1.71% by utilizing <I>O</I>, <I>O</I>, <I>S</I>-trimethyl dithiophosphate as the internal standard. The peak area ratio of DDVP to <I>O</I>, <I>O</I>, <I>S</I>-trimethyl dithiophosphate was determined by measuring the peak heights. The operational condition of gas chromatography was as follows. Apparatus, Shimadzu GC-5A with FPD (filter 526 nm); column, 1.5 m in length and 3 mm in inner diameter glass column; column packing, 6080 mesh, acid-washed and silanized Chromosorb W coated with 2% polyethylene glycol-20 M (PEG-20 M); column temprature, 125°C; injection temperature, 200°C; carrier gas, nitrogen 35 m<I>l</I>/min; detector gases, hydrogen 200 m<I>l</I>/min and air 60 m<I>l</I>/min. Under these conditions the retention times for DDVP and for <I>O</I>, <I>O</I>, <I>S</I>-trimethyl dithiophosphate should be about 6.0 min and 3.2 min, respectively.
- 社団法人 日本分析化学会の論文
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