薄層クロマトグラフ分離-紫外吸光光度法による<I>O</I>,<I>O</I>-ジメチル<I>O</I>-(<I>p</I>-シアノフェニル)ホスホロチオエートおよび<I>O</I>-エチル<I>O</I>-(<I>p</I>-シアノフェニル)フェニルホスホノチオエートの定量 : 農薬および関連化合物の分析に関する研究(第7報)

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概要

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殺虫剤<I>O</I>,<I>O</I>-ジメチル<I>O</I>-(<I>p</I>-シアノフェニル)ホスホロチオエート(サイアノックス®)および<I>O</I>-エチル<I>O</I>-(<I>p</I>-シアノフェニル)フェニルホスホノチオエート(シュアサイド®)の定量法として,薄層クロマトグラフィー(TLC)で不純物と分離したのち,メタノールで抽出し,水酸化ナトリウム溶液を加えて加水分解して,生成する<I>p</I>-シアノフェノール(PCY)の吸収極大波長275mμ付近における吸光度を測定して定量する方法を確立した.クロマト展開は,プレートにシリカゲルHF<SUB>254</SUB>を,溶媒に<I>n</I>-ヘキサン-クロロホルムーアセトン(5+1+1)を用いて行ない,スポットは紫外線ランプを照射して検出した.本法によって,サイアノックスおよびシュアサイドともに,正確に精度よく定量でき,二,三の製剤の分析にも適用できた.
社団法人日本分析化学会の論文

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