脾臓摘出後,抗平滑筋抗体の消失を認めたFelty症候群の1例
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概要
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症例, 48才,主婦.糖尿病性ケトーシスにて入院.精査にて抗平滑筋抗体陽性Felty症候群と診断. red color signを伴う食道静脈瘤を有することから脾摘出が施行され,以後IgG減少と抗平滑筋抗体消失を認めた.本例はインスリン依存型糖尿病合併Felty症候群にて脾摘出後自己抗体消失をみた1例であり,本症の抗平滑筋抗体出現機序において脾の存在が重要な意義を有するものと考え,自己免疫異常における脾の意義について検討を加えた.
著者
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下村 洋之助
群馬大学医学部内分泌内科
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冨沢 貴
富岡厚生病院内科
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竹沢 二郎
群馬大学医学部内分泌内科
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小林 功
群馬大学医学部内分泌内科
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清水 弘行
富岡厚生病院内科
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小林 節雄
群馬大学医学部内分泌内科
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小林 功
群馬大学医学部付属病院内分泌内科
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