海洋における定常状態での炭素の物質収支 : Box Diffusion Modelによる推算
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概要
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植物プランクトンによる炭素の固定を考慮した海洋での定常状態の炭素の物質収支を, Box Diffusion Modelに上昇流の影響を加味することで解析した.その結果, 深海層の拡散係数を<I>E<SUB>z</SUB></I>=2200m<SUP>2</SUP>/y, 上昇流速度を<I>U<SUB>v</SUB></I>=2.44m/y, 植物プランクトンの死骸およびCaCO<SUB>3</SUB>を含む殻の沈降速度を<I>U<SUB>sp</SUB></I>=9.32m/yとすれば, 北太平洋での代表的な無機炭素および有機炭素の深海方向への濃度分布が説明されることがわかった.海洋表層での植物プランクトンによる無機炭素の固定速度は1.10mol/ (m<SUP>2</SUP>y) と計算され, これが全海洋に適用されると仮定すれば年間約48億トンの炭素が植物プランクトンにより表層で固定され, 深海層へ移動している.
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