IPNウイルスおよびIHNウイルスに対する逆性石鹸製剤の殺ウイルス効果 : サケ科験類の伝染性病原体の消毒法に関する研究4
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概要
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逆性石鹸製剤のIPNVおよびIHNVに対する殺ウイルス効果を検討した。実験には塩化ベンザルコニウムおよび塩化ベンゼトニウムを主成分とする3種の製剤を使用した。これらの製剤はいずれも, IPNVに対する効果は認められなかったが, IHNVに対しては有効で, 塩化ベンザルコニウムあるいは塩化ベンゼトニウムの0.08%溶液に15秒間接触さえることにより, ウイルスは不活化された。しかし, ウイルス液に血清を加えることにより, 殺ウイルス効果は製剤の種類によって1/4から1/16に低下した。
- 日本魚病学会の論文
著者
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井上 潔
独立行政法人 水産総合研究センター 養殖研究所
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井上 潔
水産庁養殖研究所玉城庁舎
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池谷 文夫
東京都水産試験場奥多摩分場
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山崎 隆義
長野県水産試験場
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原 武史
水産庁研究部
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山崎 隆義
長野県水産指導所
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井上 潔
水産庁養殖研究所
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