製茶機械の熱効率(第1報) : 粗揉機の熱効率
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概要
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製茶における省エネルギを考える資料とするため,粗揉機の熱の流れと効率を求める実験を行小,次の結果を得た。<BR>1.粗揉工程中の必要熱量および熱効率への作業条件の影響はこの実験の範囲では認められなかった。<BR>2.粗揉工程中に必要な熱量は生葉1kg当り約1,000kcalで,このうち約33%が蒸発熱として有効に利用され,損失では排気損失34%と煙突損失19%が主なものである。<BR>3.熱効率は火炉効率69.0%,粗揉機効率46.5%,総合効率32.3%であった。<BR>なお,先の1980年度茶業技術研究発表会講演要旨に発表の数値は低位発熱量の概算値に基づくものであり,今回は,分析表に基づく再計算の結果である。<BR>また,本研究は茶業試験場重点研究費によるものであることを記して謝意を表する。
- 日本茶業技術協会の論文
著者
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吉冨 均
農林水産省 野菜・茶業試験場
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深津 修一
農林水産省野菜・茶業試験場
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吉冨 均
独立行政法人農業技術研究機構野菜茶業研究所
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中野 不二雄
農林水産省野菜・茶業試験場
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田中 伸三
農林水産省野菜・茶業試験場
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滝谷 洋
農林水産省茶業試験場
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鈴木 勝弘
農林水産省茶業試験場
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鈴木 三郎
農林水産省茶業試験場
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岩浅 潔
農林水産省茶業試験場
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斎藤 弘
農林水産省茶業試験場
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岩堀 源五郎
農林水産省茶業試験場
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萩原 豊
農林水産省茶業試験場
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田中 伸三
農林水産省茶業試験場
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吉冨 均
農林水産省茶業試験場
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深津 修一
農林水産省茶業試験場
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中野 不二雄
農林水産省茶業試験場
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