教師としての子どもへの関わり方に影響する親の養育態度

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概要

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将来教師になった場合の子どもへの関わり方に影響する親の養育態度について明らかにするために2つの調査を行った。調査1では、自己統制感と関わり方に及ぼす厳格的な養育態度について検討した。その結果、厳格傾向が低かったと認知した者は、それを高いと認知した者よりも内的統制傾向が強かった。また、厳格傾向が低いと認知した者は、それを高いと認知した者よりも教師になった場合に、子どもの自発性や自己統制感を尊重する関わり方をするという信念をもっていた。調査2では、子どもへの関わり方に及ぼす干渉的な養育態度の影響を検討した。その結果、親の干渉傾向が低いと認知した者は、それを高いと認知した者よりも教師になった場合に、子どもの自発性や自己統制感を重視するという信念をもっていることが明らかになった。

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