日本と中国の子どもにおける学習習慣と情動知能に関する比較研究

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概要

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本研究は、豊田（2008）による学習習慣及び情動知能に関する12項目を用い、日本と中国の小学3 及び6 年生を対象にして、学習習慣及び情動知能が学業成績に及ぼす影響を検討した。相関分析からは、学習習慣が学業成績に強い関連性のあることが示唆された。また、中国の児童が日本の児童よりも望ましい学習習慣を持っていること及び学業成績との関連性が強いことが明らかにされた。また、情動知能に関しては、学習習慣と比べて強くはないが、学業成績との関連性のあることが示された。さらに、個々の項目と学業成績の相関分析では、学業成績に貢献する活動が学年や性によって異なることが明らかにされた。学習習慣及び情動知能育成のための教育プログラムの開発が今後の課題として議論された。
2011-03-31

著者

豊田弘司
奈良教育大学

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