身近な生物に関する調査報告 -中学校3年生(15歳前後)と高等学校理科教諭(35歳前後)との比較-
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概要
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Respondents were the 9th graders (about 15-year-olds) and high-school science teachers (32-year-olds or so). For two age groups, surveys were conducted to find the perception of familiar living things. The living things were picked out from the science textbooks (including the Life Environmental Studies). The questions are to what extent respondents are familiar with these living things, and how much perception respondents have of 'diverse living things.' Results of the survey are: High-school science teachers have a greater interest and more confidence in diverse living things than 9th graders. Teachers find 'familiar living things' much familiar and closer to them. Neither 9th graders nor science teachers have a sufficient knowledge and awareness of basic policies related to biodiversity. Both respondents have more confidence in animals than plants, and both of them wrongly estimate that a larger number of life are found and given names.中学校3年生と高等学校理科教諭とを回答者とし、「多様な生物」に関する意識と、現行の小・中学校理科(生活科を含む)教科書に示されている「身近な生物」の身近さの程度とを問うアンケート調査を実施し、回答結果を比較分析してきた。中学3年生より高等学校理科教諭の方が、「多様な生物」に対する関心度が高いこと、自信度が高いこと、「身近な生物」により身近でることを、また、中学3年生と高等学校理科教諭とも、「生物の多様性」に関連した基本方針への関心も基盤となる学問的な知識も十分とは言い難いこと、植物より動物に対して自信度が高いこと、識別されている生物(種)数は現実より非常に多いと考えていることを、明らかにした。
- 岡山大学教育学部附属教育実践総合センターの論文
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