急峻山岳林におけるエアリアルロギング作業の適正化
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概要
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本報告は,急峻山岳における高品質材のヘリコプタ択伐集材作業の適正化を目指し,試験飛行およびフライトシミュレーションを行うことによって,対象地区内における適切な土場の位置について検討したものである。飛行試験においては,ヘリポートとして想定した地点は,ヘリコプタが十分ゆとりをもって進入離脱を行うことが可能であった。対象地のDTMを用いた計算機によるフライトシミュレーションにおいては,集材の土場位置の違いによる適切な集材範囲の差が明確になった。適切な土場の位置としては,1)大きな沢に面してヘリコプタの進入に際して障害物の少ない前面に広い空間を有していること,2)飛行距離を短縮するために対象地区内の中心部にあること,3)荷吊り場との高度差が小さいことが必要な条件であることを明らかにすることができた。The optimal location of landing places was discussed through the helicopter flight simulations for the aerial logging at mountainous forests with high value timbers. The results of flight simulation using DTM showed the obvious difference in the logging area among landing places. It was also made clear that the optimal location of a landing place or heli-port in aerial logging should be satisfied with the following conditions, 1) it faces to wide open basin with few obstacles to helicoper flying, which makes helicopter easy to take off and landing, 2) it places at the nearly center of the logging sites to decrease average flying time, 3) there is few difference in the altitude between loading sites and a landing place.
- 東京大学大学院農学生命科学研究科附属演習林,The Tokyo University Forests,東京大学農学部付属演習林研究部,東京大学農学部林学科,東京大学農学部付属秩父演習林,Administration office of the University Forests, Faculty of Agriculture, University of Tokyo,Department of Forestry, Faculty of Agriculture, University of Tokyo,Uの論文
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