ハーベスタとフォワーダによる間伐材搬出作業システム
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概要
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わが国の林業の厳しい状況に対する対策として,高性能林業機械の普及も進み,全国で300台を越えている。今回はそのなかで北海道の緩傾斜地における間伐作業においての作業仕組みとして評価の高い,ハーベスタとフォーワーダの組合せによる搬出試験事業について調査したので,その概要と結果について報告する。高性能林業機械による作業仕組みにはいくつかのタイプがあるが,その中で今回の調査結果からみて,今回採用したハーベスタとフォーワーダを組合わせた作業法はほぼ確立したものと考えられる。ただし,今回の作業地は,傾斜10度未満でトドマツの27年生,1伐3残の列状間伐である。なお,生産性はハーベスタが20~30m3/日セット,フォーワーダが30~50m3/日セット期待できることが分かった。In general, high quality forest machines like harvesters, feller-bunchers, processors and tower-yarders have been used in Japanese forestry for several years in order to reduce production costs. The number of machines has risen to over 300 according to the Japanese Ministry of Forestry Agency. In this paper we introduce an outline and results of a trial thinning system using a harvester and a forwarder in non-mountainous forest in Hokkaido. Thinning was performed by the line thinning method cutting one line in four in a 27 years old Sagahalien fir forest. This had been planted using the four line group system, so-called "Shijyou Planting". The slope of the forest land is under 10 degrees. The trial gave very good results. The productivities were 20-30 m3/system day for the harvester and 30-50 m3/system for the forwarder. We can say that this thinning system using a harvester and a forwarder has already become established for thinning in the above mentioned forest.
- 東京大学大学院農学生命科学研究科附属演習林,The Tokyo University Forests,東京大学農学部林学科,東京大学農学部附属演習林研究部,Department of Forestry, Faculty of Agriculture, The University of Tokyo,Research Division of The University Forests, Faculty of Agriculture, The University of Tokyoの論文
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