「総合的な学習の時間」に生かす魅力ある地域題材開発の試み -町家での宿泊体験活動からの発展可能性をさぐる-
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
大学院生グループによる自主的な企画として、小学生を対象とした伝統的な民家(町家)での宿泊体験活動を実施した。計画段階から「総合的な学習の時間」を想定しての取り組みであったが、実際の活動を経験するなかで、魅力ある地域題材として提案できることを確認できた。さらには、準備期間から実施までの間の、地域の人達とのつながりの持ち方や協力者との交渉などの体験は、指導者としてのマネジメント能力の獲得を促進することも確認できた。「総合的な学習の時間」の新しい単元開発には、いまだに定式化された実習を構想しにくい実態があるが、今回の実践事例から教職課程での企画実習構想への発展可能性を探ることができた。
- 2007-03-31
著者
関連論文
- 「内的宇宙」を共振させる「自己教育」の離陸 -「教育宇宙学」創生試論-
- 「人肌感覚コミュニケーション力」を育む大学教育実践の射程 -「FD」論議の遥かなる地平を俯瞰して-
- 「総合的な学習の時間」に生かす魅力ある地域題材開発の試み -町家での宿泊体験活動からの発展可能性をさぐる-
- 学びの「物語」を創る大学教育実践の浮揚力 ─ 新企画「親・先カミング」と「ストーリー・サイクル駅伝」を軸として─
- 内的覚醒による大学授業の方法的革新 ─ 「自分の中の子ども」という理論仮説を軸として-
- 「自己再構築」を促す大学教育実践の作用力 : 「スト-リ-・クリエ-ション」の手法を中心として
- 「TIPE (タイプ)」を拓く教育の実践的可能性 : 大学教育実践への定位を目指して
- 「匂いの記憶」の独自性を探る : 「科学的教育学」創成試論
- 個性」への生理的アプローチ (下) : 独自の「内臓感覚的感受性」説に拠りながら
- 「個性」への生理的アプローチ(上〉 : 独自の「内臓感覚的感受性」説に拠りながら
- マルティン・ルゼルケの視座と実践 [下] : ドイツ改革教育運動の副奏曲
- マルティン・ルゼルケの視座と実践 [上] : ドイツ改革教育運動の副奏曲
- A・リヒトヴァルクの視座と実践[下] : ドイツ改革教育運動の通奏低音
- A・リヒトヴァルクの視座と実践 [上] : ドイツ改革教育運動の通奏低音
- 教育における人間的なもの [下] : 「教育愛」の学説的成立とその今日的位置
- 教育における人間的なもの [上] : 「教育愛」の学説的成立とその今日的位置
- 子どもの行動の歴史的変容 [III] : 高度成長期を境とした対応関係を軸として
- 子どもの行動の歴史的変容[Ⅱ]-高度成長期を境とした対応関係を軸として-
- 子どもの行動の歴史的変容[Ⅰ] -高度経済成長期を境とした対応関係への言及-
- 子ども認識の歴史的新段階--雑誌「生活学校」の児童文化論-4-