日本における学術機関リポジトリ構築の試み : 千葉大学と国立情報学研究所の事例を中心として(<特集>デジタル情報資源のアーカイビング)
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概要
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近年,海外の大学図書館を中心として学術機関リポジトリと呼ばれる,インターネット上の電子公開書庫の設置が相次いでいる。学術機関リポジトリは,学術コミュニケーションをめぐる危機的な状況と大学からの情報発信強化という2つの問題に対する解決策として注目されている。本稿では,まず学術機関リポジトリの誕生の背景と問題の所在について概観し,その定義および成立要件について述べる。続いて,海外の代表的な事例を紹介し,さらに国内の状況について,千葉大学附属図書館と国立情報学研究所におけるプロジェクトを取り上げる。最後に,学術機関リポジトリの普及に向けた協調的活動の重要性について触れたい。
- 社団法人情報科学技術協会の論文
- 2004-09-01
著者
-
尾城 孝一
東京大学附属図書館
-
加藤 晃一
浜松医科大学学術情報課
-
加藤 晃一
千葉大学情報部学術情報課専門職員
-
尾城 孝一
千葉大学附属図書館
-
尾城 孝一
千葉大学附属図書館情報サービス課長
-
阿蘓品 治夫
千葉大学附属図書館
-
杉田 茂樹
国立情報学研究所
-
加藤 晃一
千葉大学附属図書館
-
杉田 茂樹
北海道大学附属図書館
-
阿蘇品 治夫
国立情報学研究所開発・事業部コンテンツ課学術ポータル係
-
加藤 晃一
浜松医科大学 学術情報課
-
阿蘇品 治夫
千葉大 図書館
-
尾城 孝一
東京工業大学附属図書館
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