1984年長野県西部地震による地変
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概要
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1984年長野県西部地震(M6.8)の震央域において,地震断層が地表に現われたかどうかを調査した.その結果,1mないしそれ以上の規模のずれを持つとみられる震源断層は,ほとんど確実に地表までは達していないことが判った.しかし,震央域を縦断する導水トンネル内で,右ずれのせん断変形帯が観察された.変位量は十数cm以下と思わるが,N70°E方向に4km以上続く可能性がある.また,滝越地区では,最大余震(M6.2)に関連するかもしれない小さいプレッシャーリッジが,コンクリート舗装された路面に見られた.変位量はやはり小さく,たかだか数cm程度と思われる.
- 東京大学地震研究所,Earthquake Research Institute, University of Tokyo,地震研究所の論文
- 1985-11-08
著者
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