北部フオッサマグナとその周辺地域の地質区と地震活動
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
Earthquakes of three different natures are recognized among the quakes that occurred in north central Japan (137°-139. 5°E, 36°-39°N). The Niigata type, represented by the Niigata Earthquake (1964, M:7.5), is a main shock type and is associated with active tilting of crustal blocks. The Nagaoka type, represented by the Nagaoka Earthquake (1961, M:5.0), is also a main shock type and is characterized by uplift of a small area near the epicenter by a small amount. Progress of an "active fold" is sometimes observed. The Matsushiro type, represented by the recent Matsushiro Earthquakes, is a swarm type of earthquakes associated with broad uplift of the epicentral area. Five geologic provinces are recognized in north central Japan. Seismicity in each province seems to have had distinct features during recent 1,100 years. Among the correlations between geologic province and seismicity, the followings are remarkable; 1. The North Alps area (1), west of the Itoigawa-Shizuoka line (west border of the Fossa Magna) consolidated before the Early Cenozoic, is most inactive in seismicity compared with the Fossa Magna, especially with the Shin-Etsu folded belt (2). 2. In the area (2), which is characterized by thick Neogene deposits and with active tilting of the crustal blocks and active fold, there are many earthquakes of the main-shock type. On the other hand, swarm type earthquakes characterize the neighbouring area, the median belt of uplift (3) which is distinguished by the intrusion of Middle and Late Miocene granitic rocks and by subsequent stable and uplifting tendency. Interpretation of these correlations is attempted in relation to the heterogeneity of the mechanical structure of the crust expected by the history of the crustal movements in the late Cenozoic time.
著者
関連論文
- 537 元慶2年(878年)相模・武蔵地震と伊勢原断層
- 能登半島の活断層
- 横ずれ活断層の累積変位量・断層長・破砕帯幅から見た断層の発達度--中国地方と中部地方の比較
- 福智山断層系の新期活動
- 堆積物が示す伊豆大島火山の活動輪廻 : 1959春季大会講演要旨
- 1984年長野県西部地震に伴う御岳山の岩屑流堆積物 : とくに"岩屑しぶき"について
- 長野県西部地震に伴う御岳山の岩屑流堆積物 : 第四紀
- 1984年長野県西部地震に伴う御岳山の岩屑流堆積物--とくに"岩屑しぶき"について (1984年長野県西部地震)
- 1984年長野県西部地震による地変 (1984年長野県西部地震)
- 建設計画における活断層問題
- 地学的にみた伊豆半島
- 5P. フオッサマグナの古地磁気学 : 序報(日本火山学会 1979 年春季大会講演要旨)
- 1978年伊豆大島近海地震に伴う稲取付近の地震断層
- 活断層調査の現状と諸問題 : 構造地質
- 1975年大分中部地震の被害調査報告 : とくに被害・地変と活断層との関係について
- 新第三紀の富士川谷とその周辺の古地理 : 第三紀
- 活断層と地震 : その地質学的研究
- 佐渡小木地震(1802年)による土地隆起量の分布とその意義
- 日本列島の構造と地震・火山 (日本の自然)
- 活断層について : 断層と地震
- 1974年伊豆半島沖地震の地震断層
- 福島盆地西縁活断層系 : 構造地質
- ユンガイ市(ペルー)を消した大土石流 : 応用地質
- コルディエラ・ブランカ (ペルー) 西麓の活断層 : 構造地質
- 房総沖海溝三重会合部のテクトニクス : コメント
- 1984年長野県西部地震による地変
- 糸魚川・静岡線の発掘調査 : 茅野・富士見地区
- 相模湾西部,初島の完新世海成段丘と地殻上下変動
- 南伊豆,吉佐美・姉崎の隆起貝層の14C年代
- 最大地震規模による日本列島の地震分帯図
- 第4紀テクトニクスの特徴と問題点 (日本第4紀研究の諸問題--第4紀地図の作成過程から)
- 南部フォッサマグナの湾曲構造と伊豆の衝突 (南部フォッサマグナ・フィリピン海プレ-ト北縁のネオテクトニクス)
- 空中写真による活断層の認定と実例
- 伊豆半島天城山周辺地域の活断層調査 (伊豆半島における地殻活動,1974〜1977)
- トレンチ発掘で露出した1896年陸羽地震の逆断層 : 構造地質
- 活断層研究と地震防災 : 現状と問題
- 日本列島と周辺海域の地震地体構造区分
- 地震数と断層数からみた日本列島の地震地体構造 (総特集 日本列島の地震地体構造)
- 286. 琵琶湖湖底活断層の音波探査
- 駿河湾の沈下速度とプレ-ト運動速度の関係
- 安定大陸に生じた地震断層--西オ-ストラリアのメッケリング地震
- 大島火山大噴火の平均反覆周期 : ^C 測年による成果
- 最近の伊豆半島周辺の地震活動とフィリピン海プレートの北西進 : 構造地質
- 駿河湾周辺の最近の地殻変動の一解釈
- 精密水準改測による小千谷地域の活褶曲の検出
- 火山の構造および噴火と地震の関係
- 1974 年鳥海山活動と間隙流体圧の役割
- 噴火と地震の一関係 : 火山および火山岩
- 1974年伊豆半島沖地震と三原山小噴火の関係
- 活断層から発生する地震の規模と周期について
- 伊豆大島三原山1974年2月28日-3月1日の小噴火
- 側火口分布と広域応力場 : 構造地質
- 21. 伊豆大島火山の噴火と関東地震(日本火山学会 1971 年度秋季大会講演要旨)
- 17. 水噴火としてみた松代地震(日本火山学会 1971 年度秋季大会講演要旨)
- 地震と火山活動の1関係 : 構造地質
- 1. 地殻歪の指示者としての火山 : 火山のテクトニクス例(I. 序論)
- 73.岐阜県中部地震-1969年9月9日-被害地調査報告
- 23. 太平洋型造山作用 (I)(日本火山学会 1970 年春季大会講演要旨)
- 浅間火山前掛山小滝火砕流の^C年代 : 日本の第四紀層の^C年代45
- 浅間火山前掛山1281年(?)の噴出物の^C年代 : 日本の第四紀層の^C年代44
- 広域応力場を反映した火山体の構造 : 側火山の配列方向
- 北部フオッサマグナとその周辺地域の地質区と地震活動
- 火山活動のエネルギー
- 64P. 伊豆大島火山のドライティルト観測 1984(日本火山学会 1984 年度春季大会講演要旨)
- 福智山断層系の新期活動
- 日本の活断層の新しい大縮尺マッピングとそのGISデータベース化-詳細活断層GISマップからわかること-
- 警固断層,大佐野地区(福岡県)でのトレンチ調査報告
- 実体視して見る日本列島の地形と地質
- 活断層研究の歴史と課題
- 鳥取県西部地震(2000年10月)と山陰地方の地震活動--その特異性の検討
- フィリピン海プレート北端部の最近の変動 : 構造地質
- B5 伊豆半島と伊豆大島(IV. 見学旅行)
- 1983年三宅島噴火と地殻上下変動(2) : 日本火山学会1987年度春季大会
- 房総海底崖付近の地質 : KT83-20次航海報告
- 1983年三宅島噴火に関連した地殻変動とその解釈 : INFLATION・DEFLATIONモデル
- 地殻の力学的弱点としての火山 : 伊豆大島火山の例
- 1986年伊豆大島火山噴火とドライティルト観測 : 日本火山学会1987年度春季大会
- B45 1986 年伊豆大島火山噴火とドライティルト観測
- A31 地殻上下変動からみた 1983 年三宅島火山活動の過程 (2)
- 7 相模トラフと駿河トラフ
- 火山とプレートテクトニクス
- 74. 地殻応力場とマグマの出易さ(日本火山学会 1985 年度春季大会講演要旨)
- プレート運動とハワイ火山の生涯 : 構造地質
- 4. フィリピン海プレート北端部の火山の型と応力場(日本火山学会 1984 年度春季大会講演要旨)
- 三宅島の側火口分布と地殻応力場の性質
- 注水による溶岩流阻止の試み : 三宅島 1983 年噴火の例
- 10. 三宅島の側噴火割れ目パタンと広域応力場(日本火山学会 1984 年度春季大会講演要旨)
- 三宅島の噴火割れ目と広域応力場
- 固定熱点上を動くプレートの加熱と冷却によるハワイ火山の生涯の説明 : 日本火山学会1983年度秋季大会
- 57. 伊豆大島火山のドライティルト測定 1981∿1983(日本火山学会 1983 年度春季大会講演要旨)
- 50. 降下火山灰の帯磁機構(日本火山学会 1970 年秋季大会講演要旨)
- 日本新第三紀地史概観
- 弧状列島の構造区分と日本列島
- コルディエラ・ブランカ (ペルー) 西麓の活断層
- 掘削調査にもとづく伊豆半島南部における完新世相対的海水準変化
- 能登半島の活断層
- 第4紀テクトニクスの特徴と問題点 (日本第4紀研究の諸問題--第4紀地図の作成過程から)
- Trenching Study of the Neodani Fault of the Nobi Active Fault System at Midori, Gifu Prefecture in 1991
- Creeping ground fissures in the city Xian, Shanxi, China -a review with the brief observation
- Subsurface Features of the Senya Fault, Akita Prefecture, Detected by Drilling:Attitude of fault plane to explain the sinus fault trace