20世紀初頭ニューヨーク市固定式精神薄弱学級指導主事E.ファレルによる生活活動体験を配列したカリキュラムの形成
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概要
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本研究の目的は、20世紀初頭ニューヨーク市公立学校内「固定式精神薄弱学級」(Ungraded Classes)における対象児の変化とそれに伴う教育目的・目標・内容・方法の変化を、この学級における精神薄弱教育を主導したE.ファレルの教育実践に焦点を当てて検討することである。多様な原因の学業不振児から精神薄弱に対象児を焦点化した1903年以降、ファレルは学年別・教科別ではないカリキュラムを模索していった。学級集団の約半数が魯鈍級精神薄弱児になり、コミュニティ生活が目標に掲げられる1910年頃から、当学級のカリキュラムは「学年制の課程によらない、合科・統合による指導形態、生活活動体の配列によるカリキュラム」に収歛していった。
- 障害科学学会の論文
- 2011-03-31
著者
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