血圧高値契約における重大疾患罹患リスクと生命予後
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概要
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当社医師扱の新契約無条件体をコントロールとして,第1傷病(欠陥)コードが高血圧(治療中と既往を除く)である契約の重大疾患罹患リスクとその生命予後を調査した。対象の経過契約件数は,死亡保険20.9万件(54.0±9.8歳),特定疾病保険8.3万件(49.4±9.6歳)であった。死亡指数は,137%(95%信頼区間 129%-145%),死因別には,心疾患237%と脳血管疾患278%が有意に増加し,悪性腫瘍は106%であった。特定疾病保険の給付(罹患)指数は,146%(同 135%-156%),事由別には,心疾患211%,脳血管疾患373%,悪性腫瘍107%と,脳血管疾患を除き,死亡指数相応の増加を示した。生前給付事由別の死亡指数:給付指数は,心筋梗塞233%:199%,くも膜下出血306%:289%,脳(内)出血295%:591%,脳梗塞190%:264%で,特に脳(内)出血の罹患が著増していた。4疾患計の集団構成補正後の死亡指数/給付指数比(無条件体の疾患罹患後致死率を1とする)は0.98,悪性腫瘍1.00,全死因で1.00と,重大疾患罹患後の予後は,無条件体と同程度であった。
- 2013-03-29
著者
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