特定疾病保険の標準体における肺の悪性新生物罹患リスク
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概要
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当社特定疾病保険の新契約標準体(観察年度1997年〜2006年,保険年度1〜10年,到達年齢20〜79歳)を対象に,気管・気管支及び肺の悪性新生物発生リスクに関する調査を行い,2002年国民推計値に対する比(罹患指数)として評価した。経過契約件数約2,072万件(診断例1,615件)全体の罹患指数は107%であった。性別では,男女ともに107%,年代別には,50歳未満106%,50歳以上108%,経年的には,保険年度1-5年106%,同6-10年110%と,全て有意な差はなかった。非喫煙者に対する喫煙者の罹患指数比は,男性1.9倍,女性1.4倍と男性で高い傾向がみられた。1日の平均喫煙本数は,同罹患指数比に従量的影響を及ぼし,性別,(男性の場合)年代が異なっても,同程度の効果が認められた。よって男女の同罹患指数比の違いは,両集団の喫煙者における平均的な喫煙強度の差によるものと推測された。
- 2010-03-17
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