コナラ丸太を用いたカシノナガキクイムシの繁殖試験
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概要
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コナラ丸太に取り付けたペットボトルにカジノナガキクイムシ成虫を放虫する方法で,生丸太やオートクレーブ処理した丸太に成虫を接種し,その丸太を割材して孔道数と次世代虫数を調査した。その結果,雌成虫は交尾7〜12日後に産卵を開始することがわかった。また,雌を放虫してから1箇月後には多くの卵や終齢幼虫を含む幼虫が孔道の先端に存在することが確認できた。放虫した成虫の生存率と繁殖の成功率は,生丸太と比較してオートクレーブ処理丸太の方が高く,オートクレーブ処理は,丸太を用いたカジノナガキクイムシの人工飼育にとって有効であることが示唆された。
- 2002-03-29
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