相模湾表層における植物プランクトンの成長速度と微小動物プランクトンの捕食速度の季節変動
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概要
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Phytoplankton growth( μ) and microzooplankton grazing rates( g) were estimated, based on the dilution method, in surface waters collected in central Sagami Bay from May 2002 to April 2003. The mean values of μ and g were 0.59 ± 0.32 day-1( n=12) and 0.50 ± 0.26 day-1 (n=12), respectively. The g positively correlated with the μ (P<0.05). The estimated chlorophyll variation( ΔChl) was 0.09 ± 0.19 μg l-1 day-1( n=12). The mean value of μ:g was 0.84 ± 1.02( n=12). The low ΔChl may be due to almost the same values of g (0.50 day-1) as μ (0.59 day-1) on average. It is possible that phytoplankton biomass is strongly affected by microzooplankton grazing in Sagami Bay.
- 2012-03-31
著者
-
橋本 慎治
科学技術振興機構名古屋大学地球水循環研究センター
-
石丸 隆
東京海洋大学海洋科学部
-
堀本 奈穂
東京海洋大学海洋科学部
-
堀本 奈穂
東京海洋大学
-
石丸 隆
Department Of Ocean Sciences Tokyo University Of Marine Science And Technology
-
才野 敏郎
海洋研究開発機構
-
石丸 隆
東京海洋大学大学院海洋科学技術研究科
-
橋本 慎治
帝京科学大学生命環境学部
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