木山川水系河川浄化プロジェクト
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
本プロジェクトは益城町と大学との協力協定がきっかけで益城町から大学に相談があり、エコデザイン学科が中心となって取り組み、2008年1月から12月まで毎月1回の水質調査と2ヶ月に1回の流量調査を実施した。調査の結果、木山川が汚濁された原因は主として上流の布田川からの汚濁水の流入によるもので、この流入による汚濁は年間を通じて発生していることが明らかになった。また、布田川流域の大腸菌群数、アンモニウムイオン、硝酸イオン等は非常に高い値を示しており、これは畜産の排泄物からの汚濁であることを裏付けている。したがって、木山川の水質を改善するためには布田川の畜産業からの汚濁の原因を取り除くことが重要であるといえる。木山川の中流域の水は汚濁の低い支川からの流入水や湧水等の希釈効果により汚濁濃度は低くなり、水質は比較的良好であった。下流域では再び汚濁が増加しており、下流域に何らかの汚濁の原因が存在していることも明らかになった。
- 2009-03-01
著者
-
田代 敬大
崇城大学工学部構造工学科
-
岩原 正宜
崇城大学工学部応用微生物工学科
-
村田 重之
崇城大学工学部環境建設工学科
-
吉田 烈
元崇城大学ナノサイエンス学科
-
上野 賢仁
崇城大学工学部エコデザイン学科
-
岩原 正宜
元崇城大学応用微生物工学科
-
田代 敬大
崇城大学工学部エコデザイン学科
-
村田 重之
崇城大学工学部エコデザイン学科
関連論文
- 開放都市条件下における都市内土地利用形態 : 付け値分布と資産選択に基づく都市内土地利用形態(その5)
- 崇城大学の防火水槽の水質浄化実験について
- 熊本市の交通事故多発交差点の道路環境および構造の検討
- 熊本市の事故多発地点における道路構造の検討
- 1999年6月広島豪雨災害に関する住民意識調査 : 広島市を対象として
- 中型模型斜面を用いた落石速度の計測とその推定
- 1988年5月豪雨災害に関する住民意識調査--御船町を対象として
- 熊本県の産学官連携プロジェクト(九州支部)
- 閉鎖都市における都市内土地利用形態に関する理論的研究 : 付け値分布と資産選択理論に基づいて
- 開放都市における都市内土地利用形態に関する理論的研究 :付け値分布と資産選択理論に基づいて
- 急傾斜地帯の住民の防災に関する意識調査
- 過疎地における小・中学校の休・廃校が地域社会に及ぼす影響
- 定量分析化学系学生実験における質量測定法
- 閉鎖都市条件下における都市形態 : 付け値分布と資産選択に基づく都市内土地利用形態(その7)
- 閉鎖都市モデルの解法 : 付け値分布と資産選択に基づく都市内土地利用形態(その6)
- 開放都市条件下における都市形態 : 付け値分布と資産選択に基づく都市内土地利用形態(その4)
- 都市内土地利用モデルの構成 : 付け値分布と資産選択に基づく都市内土地利用形態(その3)
- 木山川水系河川浄化プロジェクト
- 崇城大学の防火水槽の水質浄化実験について
- 九州主要都市の長期気温変化について -日本における長期気温データの統計的研究(その2)-
- 坪井川水系水質調査プロジェクト
- 九州主要都市の長期気温変化について : 日本における長期気温データの統計的研究(その2)
- 熊本市の長期気温変化について : 日本における長期気温データの統計的研究(その1)
- 坪井川水系水質調査プロジェクト
- 熊本市の長期気温変化について -日本における長期気温データの統計的研究(その1)-