閉鎖都市モデルの解法 : 付け値分布と資産選択に基づく都市内土地利用形態(その6)
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概要
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これまで、付け値分布と資産選択を考慮した「多地区多財均衡モデル」を構築し、開放都市条件下での都市形態と都市内土地利用形態を示している。しかし、わが国のこれからの人口変動を想定すると、立地者効用水準を分析対象とする閉鎖都市そデルの研究は、きわめて重要な現実的課題となる。本論文では、財(用途)を農地と住宅地に限定した「多地区2財均衡モデル」を用いて、閉鎖都市モデルの解法を検討した。すなわち、土地所有者の最適化問題の解析的な解が得られる多地区2財均衡モデルより、閉鎖都市条件式を構成し、まず、閉鎖都市モデルの均衡解の存在性・一意性を検討した。次いで、その方程式を用いて、閉鎖都市モデルの計算アルゴリズムを示した。さらに、住宅地需要供給曲線図を用いて、擬制的に計算過程が均衡への模索過程を表現することを示した。
- 崇城大学の論文
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