FPGAを用いたMean-Shiftフィルタの高速計算(画像処理)
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概要
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Mean shiftアルゴリズムはカラー画像のセグメンテーションの一つの有効な手法である.Mean shiftアルゴリズムは,その性能の良さから,様々な応用問題に用いられている.しかし,計算量が非常に大きいため,計算量を削減する技法が数多く研究されてきた.本論文ではFPGAを用いたmean shiftアルゴリズムのリアルタイム処理手法について述べる.本手法では,画像が上から下まで(又は下から上まで)スキャンされ,対象行の周りの五行がFPGAにバッファされる.バッファされたピクセルを有効に活用することにより,対象行のピクセルを効率的に処理することができる.Mean shiftにより五行からシフトアウトされたピクセルはキューに格納され,後で処理される.本論文の回路では,mean shiftフィルタの長いフィードバックの遅延を隠蔽するため,数個のピクセルを同時に処理する.解像度768×512ピクセルの画像に対して,50から130fpsの処理速度を実現した.
- 2011-05-05
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