FPGAを用いたWSATアルゴリズムの高速計算(応用技術,<特集>リコンフィギャラブルシステム論文)
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概要
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WSATアルゴリズムは,充足可能性問題(SAT)を解くための確率的局所探索アルゴリズム(stochastic local search algorithms)のうち,最も高性能なアルゴリズムの一つであり,かつ複雑な制御を必要としないことからハードウェア化に適している.本論文では,Field Programmable Gate Array(FPGA)を用いたWSATアルゴリズムに基づく高速SATシステムの提案を行う.本システムの特徴は(1)SATにおけるクローズの評価モジュールの小型化による高い並列性の実現,(2)マルチスレッド方式による高速化,(3)SATの各問題のハードウェアシステムへのダウンロード時間の短縮による高速化,である.本研究では,256変数/1024クローズまでの問題を解くことができる回路を,XILINX社製FPGAであるXC2V6000を用いて実装し,従来のハードウェアシステムを大きく上回る性能を示した.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 2006-06-01
著者
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