高屈折率ポリマーナノハイブリッド薄膜の作製(ポリマー光回路,光機能材料,一般)

概要

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透明性高屈折率材料はディスプレーの無反射防止膜、Charge Coupled Device(CCD)表面のマイクロレンズアレー、Light Emitting Diode(LED)の封止剤など多岐の需要がある。ポリマーマトリクス中に高屈折率を有する無機ナノ粒子を入れることによって、ポリマーの加工性を維持しながら、透明且つ高屈折率のポリマーナノコンポジットの作製が可能である。そこで、我々はまず全芳香族ポリマーを設計、合成し、高屈折率ポリマーマトリクスを作製した。また、高屈折率のTiO_2ナノ粒子を選択し、均一、尚且つ高い体積分率でポリマーマトリクス中に分散させるため、ナノ粒子の表面修飾剤において、その屈折率、相容性並びに分子サイズについてチューニングをおこなった。これらの結果を踏まえ、さらに、より高い屈折率を求めるため、新たなプロセスを開発し、屈折率1.999(594nm)、90%透過率を有する超高屈折率高透明性ポリマーTiO_2ナノコンポジットの創成に成功した。
2011-03-01