カバアナタケ(Fuscoporia obliqua)栽培に関する研究
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概要
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カバアナタケの菌糸成長最適温度は30℃,最適pHは5〜7であった.培養中に形成された子実体の断片を,新しい培地に接種するとすみやかに新たな子実体を形成した.また,マンニトール,ソルビトール,トレハロースを培地に添加すると,子実体形成率が向上した.これらの糖類と小麦粉を添加したシラカンパオガクズのビン培養により60日間の培養期間で培地重量の13%程の子実体が得られた.また,これらの子実体は胞子を形成していることを確認した.1年にわたる長期培養においては菌核の形成も認められた.
- 日本きのこ学会の論文
- 2002-12-31
著者
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岡崎 光雄
信州大・繊維・応生科
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下坂 誠
信州大・繊維
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下坂 誠
信州大学 大学院
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小平 律子
信州大・繊維・応生科
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下坂 誠
信州大学繊維学部
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福島 隆一
埼玉県立熊谷農業高等学校
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小平 律子
信州大学繊維学部応用生物科学科
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岡崎 光雄
信州大学遺伝子実験施設
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