ヒラタケ栽培における子実体の発生と生長におよぼす光の影響
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概要
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ヒラタケMH00608株(ホクト産業(株))のビン栽培において,各栽培工程に対する光処理が子実体生産に及ぼす効果を調べた.1)培養工程において50luxの光処理を行ったビンは,全てにおいて培養中に原基が形成された.しかし,暗黒下で培養したビンでは培養中に原基は形成されず,収穫時の収量が多かった.2)芽出し工程を暗黒下で行ったビンでは栄養菌糸体が菌床面に繁殖するのみで,原基は形成されなかった.ビン当たりの茎数の増加に対する最適照度は2luxで,収穫時の新鮮重が最大となる最適照度も2luxであった.3)生育工程を暗黒下で培養すると,茎が肥大して,傘の発育が不良となった.子実体の伸長に対する最適照度は約30lux,最大収穫量に対する最適照度は200-500luxであった.また,最大傘径を示した照度は200luxだった.子実体の色は,2-100luxでは青みを帯びた灰褐色,500lux以上では茶色がかった灰褐色を示した.
- 2000-12-25
著者
-
稲冨 聡
ホクトきのこ総合研
-
難波 謙二
ホクト
-
小平 律子
信州大・繊維・応生科
-
難波 謙二
ホクト産業(株)きのこ総合研究所
-
稲冨 聡
ホクト産業
-
難波 謙二
ホクト産業湘(株)のこ総合研究所
-
岡崎 光雄
信州大学遺伝子実験施設
-
小平 律子
信州大学遺伝子実験施設
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