ヨーロッパカブトエビ(Triops cancriformis)の休眠卵におけるトレハロース挙動
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概要
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Triops cancriformis, which belongs to an aquatic crustacean family, primarily inhabits paddy fields in Japan. Triops's eggs can enter cryptobiosis (i.e., a metabolic dormancy), and become tolerant to dryness, low and high temperatures, and vacuums, and this ability allows for adaptability under the "half dry" conditions in paddy fields. In this study, to elucidate the mechanism underlying cryptobiosis induction and termination, we analysed trehalose, a cryptobiotic compatible solute, in T. cancriformis egg. Newly laied eggs contained very little trehalose and followed by accumulation of trehalose up to 1.2% of per dry mass with its dehydration proceeds. After rehydration most of eggs did not hatch and trehalose remained. This is unique because most of cryptobiotic organisms resume immediately after rehydration.
- 2011-04-15
著者
-
黄川田 隆洋
農業生物資源研究所
-
黄川田 隆洋
(独)農業生物資源研究所乾燥耐性研究ユニット
-
奥田 隆
農業生物資源研究所乾燥耐性研究ユニット
-
黄川田 隆洋
独立行政法人農業生物資源研究所乾燥耐性研究ユニット
-
Kikawada Takahiro
National Institute of Agrobiological Science
-
黄川田 隆洋
農業生物資源研究所乾燥耐性研究ユニット
-
Kikawada Takahiro
National Institute Of Agrobiological Sciences
-
長島 孝行
東京農業大学
-
奥田 隆
農業生物資源研
-
柳下 良平
東京農業大学大学院農学研究科
-
長島 孝行
東京農業大学大学院農学研究科
-
奥田 隆
独立行政法人農業生物資源研究所乾燥耐性グループ
-
黄川田 隆洋
農業生物資源研
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