モデル系を用いたグループ3LEAタンパク質の乾燥誘導構造変化に関する研究(平成19年度 第53回低温生物工学会研究報告)
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
Group-3 late embryogenesis abundant (G3LEA) proteins are expressed in anhydrobiotic organisms experiencing desiccation stress and their major segments consist of repeated and conserved 11-mer amino acid units. However, little information has been obtained with regard to the properties of these repeating units. Here, we synthesized three model peptides, each of which consists of two repeating units, and investigated their structures in solution and dry states by FT-IR spectroscopy. Furthermore, we examined how the structures of these peptides are influenced by addition of trehalose because this sugar is also produced massively in the dried cells of anhydrobiotic organisms. Consequently, it was shown that the secondary structure of these peptides transform from random coils to a-helical coiled coils in the response to dry stress, even in the presence of trehalose. In conclusion, the 11-mer repeating units act as core segments which could drive the structuralization of G3LEAs in the dry state.
- 低温生物工学会の論文
- 2007-12-30
著者
-
清水 天平
東京工業大学バイオ研究基盤支援総合センター
-
金森 保志
農業生物資源研究所
-
古木 隆生
東京工業大学バイオ研究基盤支援総合センター
-
奥田 隆
農業生物資源研究所
-
黄川田 隆洋
農業生物資源研究所
-
高橋 剛
東京工業大学大学院生命理工学研究科
-
三原 久和
東京工業大学大学院生命理工学研究科
-
櫻井 実
東京工業大学バイオ研究基盤支援総合センター
-
黄川田 隆洋
(独)農業生物資源研究所乾燥耐性研究ユニット
-
奥田 隆
農業生物資源研究所乾燥耐性研究ユニット
-
金森 保志
独立行政法人農業生物資源研究所
-
Kikawada Takahiro
National Institute of Agrobiological Science
-
黄川田 隆洋
農業生物資源研究所乾燥耐性研究ユニット
-
Kikawada Takahiro
National Institute Of Agrobiological Sciences
-
三原 久和
東工大生命理工
-
三原 久和
東京工業大学生命理工学部生物工学科
-
三原 久和
東工大院生命理工
-
奥田 隆
農業生物資源研
-
高橋 剛
東京工大 大学院生命理工学研究科
-
高橋 剛
東京工業大学大学院生命理工
-
奥田 隆
独立行政法人農業生物資源研究所乾燥耐性グループ
-
櫻井 実
東京工業大学
-
黄川田 隆洋
農業生物資源研
関連論文
- モデル系を用いたグループ3LEAタンパク質の乾燥誘導構造変化に関する研究(平成19年度 第53回低温生物工学会研究報告)
- 3P024 モデル系を用いたグループ3LEAタンパク質(G3LEA)の乾燥誘導構造変化に関する研究(ヘム蛋白質、電子状態、蛋白質(構造・構造機能相関,口頭発表,第45回日本生物物理学会年会)
- B206 ネムリユスリカの脱水時におけるERKの挙動と役割(一般講演)
- B205 乾燥耐性因子LEAタンパク質の導入による培養細胞の乾燥耐性の上昇(一般講演)
- B203 ネムリユスリカのクリプトビオシスにおけるトレハロースのガラス化の重要性(一般講演)
- ネムリユスリカの乾燥耐性-アンヒドロビオシス-の分子機構
- 20. 乾燥履歴がネムリユスリカ幼虫の蘇生能力に与える影響(平成20年度第54回低温生物工学会年会)
- 3. NMRおよび量子化学計算によるトレハロースの抗酸化作用の研究(第49回低温生物工学会研究報告)
- 4. 超臨界CO_2抽出法を用いたトレハロース無水物(form II)の効果的な生成法(平成14年度第48回低温生物工学会研究報告)
- 3. ヒドロゲルの膨潤挙動に及ぼす糖の効果(平成14年度第48回低温生物工学会研究報告)
- 11. 酵母のアルコール耐性発現におけるトレハロースの役割(平成13年度第47回低温生物工学会研究報告)
- 5. FTIRを用いたトレハロース無水物(form II)の特性に関する研究(平成13年度第47回低温生物工学会研究報告)
- S1A03クロマチンシャペロンの分子機能
- トレハロースとベンゼンの相互作用に関する計算機シミュレーション(平成19年度 第53回低温生物工学会研究報告)
- トレハロースが鍵を握る昆虫の極限乾燥耐性
- 雨で蘇る乾燥昆虫の謎 : ガラス化したトレハロースが水代替作用
- 8. 分子動力学計算によるトレハロースとネオトレハロースのガラス状態の比較(平成20年度第54回低温生物工学会年会)
- トレハロースが鍵を握る昆虫の極限乾燥耐性の仕組み
- ネムリユスリカ由来LEAタンパク質の高次構造に与える乾燥履歴の影響(平成19年度 第53回低温生物工学会研究報告)
- 3P124 分子動力学シミュレーションとFT-IRを用いたアモルファストレハロースの水素結合特性の解析(水・水和/電解質,ポスター発表,第45回日本生物物理学会年会)
- 3P020 ネムリユスリカ由来LEAタンパク質の高次構造に与える乾燥履歴の影響(蛋白質(構造・構造機能相関),ポスター発表,第45回日本生物物理学会年会)
- 水和特性及び相転移挙動から探るトレハロースの生体物質保護機構
- ペプチドアレイを用いたプロテインチップの実用化を目指した研究
- 温度可変FT-IRによる乾燥ネムリユスリカ幼虫の細胞状態の解析(平成18年度 第52回低温生物工学会年会)
- ペプチドの立体構造転移とアミロイド形成
- アミロイドβペプチド(Aβ)を標的とした人工タンパク質・ペプチドの設計とAβ集合体形成の制御
- B102 緑きょう病菌の脱皮ホルモン不活性化酵素の同定と利用(一般講演)
- B215 ネムリユスリカ幼虫及び胚子由来培養細胞Pv11で発現するLEAタンパク質
- B214 ネムリユスリカのクリプトビオシス誘導時の生化学的・物理化学的変化
- トレハロースの交差耐性効果(セミナー「様々なストレスへの交差的耐性の獲得-Cross Protection研究の現状と展望-」)
- S073 アフリカ半乾燥地帯に適応したネムリユスリカ : DVD映像紹介(小集会)
- S111 昆虫の乾燥に対する生理的適応戦略 : アフリカズイムシの幼虫休眠覚醒機構の解明(S11 第8回日本ICIPE協会研究報告会(B会場))
- 7. 常温乾燥保存への挑戦(セミナー「低温と乾燥による生物保存技術への挑戦〜マミーエンジニアリング」)
- トレハロースと細胞膜の相互作用に関するMDシミュレーション(平成18年度 第52回低温生物工学会年会)
- B204 ネムリユスリカにおけるクリプトビオシス関連タンパク質のプロテオーム解析(一般講演)
- ネムリユスリカの幼虫におけるクリプトビオシスの物理化学的性質 : トレハロースのガラス化の重要性(平成17年度 第51回低温低物工学会研究報告)
- B224 ネムリユスリカのクリプトビオシスに関与する3種類の遺伝子のゲノム解析(一般講演)
- ネムリユスリカの乾燥耐性メカニズムに関する物理化学的研究(平成16年度 第50回低温生物工学会研究報告)
- 1P123 マルチチャンネル赤外顕微鏡を用いたネムリユスリカの乾燥耐性メカニズムに関する物理化学的研究(水・水和/電解質)
- 昆虫の乾燥に対する生理的適応戦略(セミナー「ストレスと生物の応答・適応 : その分子・細胞機構と応用」)
- S061 アフリカ産2種昆虫の乾燥に対する対照的な生理的生存戦略について(S06 昆虫の低温耐性(F会場))
- H228 ネムリユスリカ、Polypedilum vanderlankiの乾燥休眠誘導に伴う生理的な変化(生理学・生化学)
- プロテインチップ (特集1 バイオと化学産業の接点) -- (第1章 医療分野におけるバイオ)
- D108 カイコの血球前駆細胞のin vivoおよびin vitroにおける成熟・分化(形態学 組織学)
- H211 カイコ麻痺ペプチドは造血器官からの血球放出を阻害する(生理・生化学)
- H217 カイコ麻痺ペプチドの麻痺活性と感受性の発育変動(生理学・生化学)
- ペプチドライブラリを用いるタンパク質相互作用検出チップ
- 生体反応を司るらせん・たんぱく質のらせん構造
- タンパク質検出チップ (特集 生命化学とバイオ計測)
- タンパク質分析用バイオチップ (特集 新しいナノバイオテクノロジーの進展(1))
- 設計ペプチドを用いた次世代タンパク質検出システム
- ペプチドアミロイド繊維状構造体の構築と制御
- 人工ミニタンパク質の設計
- ポリペプチドの立体構造依存的自己組織化
- ペプチドアミロイドの形成と阻害
- 解説 蛋白質検出のための次世代分析手法,プロテインチップの基礎
- アミロイド形成の分子機構と阻害 (特集 創造科学技術の展望)
- 人口膜タンパク質を指向した膜埋設型ペプチド超構造体の構築
- 1C01 テトラキス[4-(ジアルキルカルバモイル)プチル]ポルフィリンの合成と液晶性
- ポリペプチドワールド
- S121 ネムリユスリカ幼虫が乾燥、低温、高温に耐えるしくみ(S12 昆虫の低温耐性)
- H229 ネムリユスリカとその他双翅目昆虫間でのトレハロース合成酵素遺伝子のゲノム構造の比較(生理活性物質 飼育法 栄養学)
- F314 ネムリユスリカの継代飼育法の改良(生理学 生化学 分子生物学 毒物学・殺虫剤作用 機構・抵抗性)
- F207 ネムリユスリカ幼虫から摘出された組織の長期乾燥保存法の開発(生理学 生化学)
- F206 ネムリユスリカのクリプトビオシス誘導過程での体内タンパク質の変化について(生理学 生化学)
- H225 ネムリユスリカのcryptobiosis誘導の際の巣管の役割について(生理・生化学)
- H224 ネムリユスリカのcryptobiosis誘導に関与するトレハロース以外の因子の探索(生理・生化学)
- 3P137 ネムリユスリカの乾燥耐性発現にはトレハロースのガラス化が必要である(水・水和/電解質))
- 乾燥状態におけるDNAと二糖の相互作用(平成18年度 第52回低温生物工学会年会)
- B223 ネムリユスリカの乾燥耐性に関わる因子LEAタンパク質について(一般講演)
- B222 ネムリユスリカのクリプトビオシス : 誘導時の湿度条件と蘇生後の活性(一般講演)
- H229 ネムリユスリカの乾燥休眠(cryptobiosis)は脳を介さずに制御されている(生理学・生化学)
- ネムリユスリカ由来の細胞保護タンパク質の機能と低分子ペプチドによる代替 (特集 生体材料・食品の高品質保存技術)
- ポリペプチドの立体構造転移とアミノイド繊維への自己組織化 (特集 自己組織化材料とその機能)
- タンパク質再構成とコイルドコイルを用いたプロテアーゼセンサーのデザイン
- 分子動力学計算によるトレハロースのガラス状態に関する研究(平成18年度 第52回低温生物工学会年会)
- オキシム樹脂固相合成およびセグメント縮合法によるペプチド・タンパク質の合成
- モデルペプチドを用いたグループ3LEAタンパク質の乾燥誘導ガラス化の研究
- レプリカ交換MDシミュレーションによるネムリユスリカ由来LEAタンパク質の構造解析
- ヨーロッパカブトエビ(Triops cancriformis)の休眠卵におけるトレハロース挙動
- グループ3LEAタンパク質の22-merモデルペプチドが示すタンパク質凝集抑制効果
- 生体反応を司るらせん・たんぱく質のらせん構造(講座:らせんの織り成す不思議な世界 2)
- 炭酸脱水酵素の触媒活性機構--その理論化学的研究
- 人工ミニタンパク質の設計(レーダー)
- グループ3LEAタンパク質の22-merモデルペプチドが示すタンパク質凝集抑制効果
- "オミクス"研究に向けた設計ペプチドアレイの構築
- ネムリユスリカLEAタンパク質(PvLEA4)の機能解析
- 分子動力学シミュレーションを用いたGroup3LEAペプチドのタンパク質凝集抑制機能の解析
- 分子動力学シミュレーションを用いた Group3LEA ペプチドのタンパク質凝集抑制機能の解析
- LEAペプチドによる巨大リポソームの乾燥保存の試みと分子メカニズムの考察
- グループ3LEAタンパク質のモデルペプチドに関する分子構造及び機能の研究(セミナー「NIAS International Seminar for Cryobiology and Cryotechnology」)
- グループ3LEAタンパク質のモデルペプチドによるリポソーム乾燥保護効果
- ペプチドライブラリを用いるタンパク質相互作用検出チップ
- Group3LEAペプチドのタンパク質凝集抑制メカニズムに関する実験的研究
- Group3LEAペプチドのタンパク質凝集抑制メカニズムに関する計算化学的研究
- グループ3LEAタンパク質のモデルペプチドによるリポソームの乾燥誘導凝集抑制
- ペプチドライブラリを用いるタンパク質相互作用検出チップ
- 分子動力学計算によるトレハロースとネオトレハロースのガラス状態の比較
- 乾燥履歴がネムリユスリカ幼虫の蘇生能力に与える影響