細粒度パワーゲーティング制御による省電力化を行うLinuxプロセススケジューラの試作

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概要

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本研究では,汎用のオペレーティングシステムであるLinuxを用いてプロセッサに搭載されている細粒度パワーゲーティングを制御することで,プロセッサのリーク電力の削減を行った.Linuxによるパワーゲーティング制御は,Linuxのプロセススケジューラに先行研究で省電力効果を確認したパワーゲーティング制御アルゴリズムを組み込むことで実現した.パワーゲーティング制御アルゴリズムは,コア温度およびこれまでのパワーゲーティング情報を基に制御を行うアルゴリズムである.評価の結果,パワーゲーティングを制御しない場合に比べて,スリープ時平均リーク電力を平均8.1%削減することができた.また,プロセスのエネルギー遅延積についても常温において平均8.7%削減することができた.
2011-04-06

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