数学理解の2軸過程モデルに基づく授業構成の原理と方法
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
本稿の目的は,算数・数学科の授業において児童・生徒の理解の深化を促すために,数学理解の2軸過程モデルに基づく算数・数学科の授業構成の原理と方法を構築することである。これまでの数学理解に関する理論的研究及び実践的研究の成果を踏まえて,まず,授業構成の原理として,P1[複雑な力動的過程としての理解過程],P2[理解の階層的水準と学習段階の設定],P3[個人的構成と社会的構成の重視]を挙げた。そして,授業構成の方法として,M1[理解の階層的水準の明確化],M2[理解の程度の実態把握],M3[理解の学習段階の具体化]を提案した。
- 日本教科教育学会の論文
- 2006-03-10
著者
関連論文
- 算数学習における理解過程に関する研究(X) : 第5学年における「面積」の概念形成を中心に
- 中学校数学科における「数と式」の学習指導の改善(新教育課程に向けて(III))
- 数学に対する生徒の信念・目的・態度の調査研究(III)
- 算数学習における理解過程に関する研究(IX) : 第4学年「面積」における数学的モデルの作成を中心に
- 言語力の育成をめざしたこれからの教科教育--数学言語を用いて思考し表現する能力としての言語力の育成 (第34回日本教科教育学会全国大会(宮崎大会)シンポジウム)
- 算数教育における数学的理解の過程モデルの研究(第I編 学位論文紹介)
- 次期の改訂に向けた提言の実現を望む(中央教育審議会初等中等教育分科会教育課程部会「審議経過報告」を読む)
- 5.算数・数学科の目標の構成及び内容を示す枠組み(次期の学習指導要領の改訂に向けて,全体シンポジウムの部)
- 「計算のきまり」の指導のねらいと内容(WG3【数と計算・代数】,「課題別分科会」発表集録 今後の我が国の数学教育研究)
- 数と計算・代数の認識に関わる基礎理論の検討(WG3【数と計算・代数】,今後の我が国の数学教育研究,「課題別分科会」発表集録)
- A2-2 イギリス・アメリカの数学教育カリキュラムにおける概念の分析から
- Current Issues Impacting on Mathematics Education in Japan
- A1 潜在的な数学的能力の測定用具の活用化に向けた開発的研究(I) : 測定用具の信頼性の検討を中心として(A.【教育課程(目標・評価)】,論文発表の部)
- 算数学習における理解過程に関する研究(VIII) : 第4学年における「角」の概念形成を中心に
- 計算時における指の利用と算数・数学における自己概念との関連 : 短期大学生・専門学校生を対象にした質問紙調査による検討
- 算数学習における理解過程に関する研究(VII) : 第1学年「繰り上がりのあるたし算」における計算の意味理解を中心に
- A1 算数達成度に関する継続的調査研究 : 中学年児童の典型的誤答の分析(A.【教育課程(目標,評価)】,論文発表の部,第37回数学教育論文発表会発表論文要約)
- 算数学習における理解過程に関する研究(V) : 第3学年における「重さ」の概念形成を中心に
- 算数学習における理解過程に関する研究(VI) : 第1学年「繰り下がりのある引き算」における式理解を中心に
- A1 算数達成度に関する継続的調査研究 : 中学年児童の典型的誤答の分析(A.【教育課程(目標,評価)】,論文発表の部)
- 中学校・高等学校における新しい数学科教育課程の研究開発(7)
- 算数学習における理解過程に関する研究(IV) : 第5学年における「分数と小数, 整数の包摂関係」を中心に
- 最近15年間の日数教の国際的な活動(最近15年の日数教の発展と未来)
- 中学校・高等学校における新しい数学科教育課程の研究開発(6) : 教育課程の高・大連接の問題について
- 算数学習における理解過程に関する研究(III) : 第5学年における「台形の面積の求め方」を中心に
- 企業から見た算数・数学の必要度や期待(WG1【カリキュラム(目標,評価)】,今後の我が国の数学教育研究,「課題別分科会」発表集録)
- 中学校・高等学校における新しい数学科教育課程の研究開発(5) : 教育課程の高・大連接の問題について
- 言語力の育成をめざしたこれからの教科教育 : 数学言語を用いて思考し表現する能力としての言語力の育成(第34回日本教科教育学会全国大会(宮崎大会)シンポジウム)
- 算数学習における理解過程に関する研究(II) : 第2学年における三角形と四角形の概念を中心に
- 21世紀の数学教育を考える
- 21世紀の数学教育を考える
- E2 潜在的な数学的能力の測定用具の開発的研究 : 潜在的な数学的能力の捉え方について(E 評価,口頭発表の部)
- 数学教育と心理学との対話(シンポジウムの部)
- 算数学習における創造性の育成に関する研究(I) : 第1学年における「関数の考え」の学習場面を中心に
- 数学理解の2軸過程モデルに基づく授業構成の原理と方法
- 教科教育学の研究動向と展望 : 日本の数学教育学における近年の研究動向と展望
- 中学生の数学的能力に関する調査研究 : 「図形・関数」調査結果の分析
- 中学生の数学的能力の発達・変容に関する調査研究(4) : 「数」得点の変容に関する特徴の分析
- 潜在的な数学的能力の測定用具の活用化に向けた開発的研究(Ⅳ)−測定用具の活用方法と潜在力育成の可能性の検討−
- 数学的能力の発達に関する国際比較研究(6) : 生徒質問紙調査結果の分析(口頭発表の部)
- 数学的学力の発達に関する国際比較研究(7) : 「図形と空間」調査の結果の分析(口頭発表の部)
- 数学的学力の発達に関する国際比較研究(2) : 1年次調査結果について(10.国際比較,論文発表の部)
- 算数学習における理解過程に関する研究(I) : 数学理解の2軸過程モデルの理論的再検討
- 中学校・高等学校における新しい数学科教育課程の研究開発(4) : 学びの転換をめざす数学科の授業のあり方
- 中学校・高等学校における新しい数学科教育課程の研究開発(3) : 新しい教育課程実施に向けての課題の検討
- A2 潜在的な数学的能力の測定用具の活用化に向けた開発的研究(III) : 潜在力指導の結果の検討(A 教育課程(目標・評価),論文発表の部)
- 「総合的な学習」と算数・数学科における学習との関係--算数・数学科の相補的な二面性
- 算数・数学科カリキュラムの再検討の視点 : アメリカの『スタンダード』の分析による抽出(I 発表,カリキュラム研究部会,「テーマ別研究部会」発表集録)
- 第28回 数学教育論文発表会の報告
- 第28回 数学教育論文発表会の報告
- 平成7年度第28回数学教育論文発表会の報告
- 第12回数学教育国際会議(ICME-12)に参加しましょう
- これからの数学教育の動向と重視すべき点 : 初等教育段階(講演(1))
- 潜在的な数学的能力の測定用具の活用化に向けた開発的研究(II) : 小学校4年生の潜在力と達成度との関係
- 算数達成度に関する継続的調査研究(VI) : 第6学年終了時の達成度に関する比較教育的検討
- 算数達成度に関する継続的調査研究(V) : 第1児童集団の高学年段階における達成度
- III. イギリスの数学教育 : 制度と実際(算数・数学教育:日本と世界の多様性,公開シンポジウム)
- 数学学習における理解過程に関する研究(1) : 中学校第2学年「星形多角形の研究」の授業を事例として
- 算数達成度に関する継続的調査研究(IV) : 「達成度の伸び」を評価するための指標
- 算数達成度に関する継続的調査研究(III) : 第1児童集団の中学年段階における達成度
- 算数達成度に関する継続的調査研究(II) : 2つの児童集団の2年間の変容
- 算数達成度に関する継続的調査研究(I) : 第1児童集団の2年間の変容
- 潜在的な数学的能力の測定用具の活用化に向けた開発的研究(V) : 思考力に対する潜在力指導の効果の検討
- 潜在的な数学的能力の測定用具の活用化に向けた開発的研究(4)測定用具の活用方法と潜在力育成の可能性の検討
- 算数・数学教育の研究と実践における問題解決の意義(問題解決分科会,第42回数学教育論文発表会「課題別分科会」)